〇〇〇〇で癌のリスクが高まる?(2023年02月19日 17時27分) コリとる鍼灸整体サロン

「アロスタティック負荷」という言葉をご存知ですか?

人間には、
外部からのストレスによって

体内環境が崩れないように
バランスを取ろうとする

「アロスタシス」という
機能があります。

たとえば、

「急に車が飛び出してきた!!」
「階段を踏み外しそうになった!!」
といった緊急事態に

対応すべく動き出すのが
「アロスタシス」という機能。

再び同程度の強い
ストレスを感じても

問題がないように
体内環境を強くしてくれます。

ランニングを続けていると、
最初は10分も満足に走ることが
できなかったのに、

1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と
続けていくうちに体力がついて

走ることのできる時間が伸びていくのも、
この「アロスタシス」の働きによるもの。

しかし、このアロスタシスが
ずっと機能し続けていると、

言い換えれば
強いストレスを感じ続けていると

心身に大きな悪影響を
もたらします。

「アロスタシス」が
持続的に機能し続けている状態が

最初にお伝えした
「アロスタティック負荷」
という状態なのです。

少し想像してみてください。

上司が常に高圧的で
会社はいつもぴりぴり。

なにかを言おうとしても
怒られるのが怖くて言い出せず、
少しでもミスをしたら怒鳴られる。

このような強いストレスを
感じ続いていると、

「アロスタティック負荷」
になってしまうのです。

この状態になってしまうと

・まずワーキングメモリ
(作業や動作に必要な一時的な記憶力)
の著しい低下が起こる

・長期記憶を司る
海馬が縮小してしまう

・セロトニンの分泌が減少し、
うつ病や燃え尽き症候群を引き起こす

などの悪影響が
体を襲うことになります。

さらに、、、

最近の研究では
この「アロスタティック負荷」が

ガンによって死亡するリスクを14%も
あげてしまうことがわかったのです。

しかし、この「アロスタティック負荷」
を避ける方法があります。

それは、脳をだますこと。

もちろん、
ストレスを溜めないためには

適切な睡眠や運動、
栄養バランスの取れた食事は
必須になります。

しかし、脳をだますことで
ストレスを緩和することができるのです。

鉛筆をくわえると気分があがる?

ある実験で被験者を
2つのグループに分け
同じ漫画を読んでもらい

「面白い/面白くない」の
評価をしてもらいました。

一方は、鉛筆を歯でくわえるグループ。

もう一方は、鉛筆を唇でくわえるグループ。

試していただくと
違いがよくわかると思いますが、

歯でくわえると
自然と口角が上がり笑顔になります。

また、唇でくわえると
しかめっ面になってしまいます。

結果はというと、、、

”歯”でくわえたグループのほうが、
“唇”でくわえたグループよりも、

漫画が面白かった
と言う人がずっと多かったのです。

そして、さきほどの
2つのグループを対象に

氷水の入った
バケツに手を入れるという

ちょっとした
ストレスを感じてから、

心拍数が
落ち着くまでの
時間を測ったところ、

こちらも歯でくわえた
グループの方が短かったのです。


この実験から、
たとえ本人が無意識であっても
笑顔を作ることでストレスを緩和できる
という可能性があることがわかったのです。

もしあなたが
仕事や家事に忙しく
ストレスが溜まっているなと
感じているなら、

笑顔を作ることで
そのストレスを少しは
解消できるかもしれません。