最近すっかり暖かくなり、
過ごしやすい気候になってきましたが、
それに伴って花粉が大量発生しております。
そして、
認めたくないのですが、
花粉症なので、目と鼻がムズムズしています。
そんな中、
少しでも症状を抑えるために、
毎朝コーヒーを摂取しているのですが、
このコーヒーが花粉症の症状を抑えるのに効くのです。
コーヒーが何故、花粉症に効くのか?
こちらについてお話ししていきます。
では早速、
そもそもみなさん、花粉症のメカニズムはご存知ですか?
花粉症は、
目や鼻などの粘膜に
花粉が付着することで発症するアレルギー反応です。
花粉が粘膜に付着すると
IgEというタンパク質を粘膜内に浸透させます。
このIgEが、
粘膜内でマクロファージという
免疫機能を持つ細胞と出会うと、
マクロファージは
IgEを異物と認識し、
抗体を作ります。
再びIgEが粘膜内に入ると、
マクロファージによって作られた抗体が
IgEと出会うことで
ヒスタミンという
アレルギー症状を起こす物質を放出し、
花粉症を引き起こします。
これらが花粉症の発症機序ですが、
コーヒーは一体どのように有効なのか?
コーヒーが花粉症に効く大きな要因は2つあります。
●カフェイン
カフェインには抗アレルギー作用があります。
カフェインを摂取することでヒスタミンの放出量を抑制し、
アレルギー反応を抑えられることが研究で明らかになっています。
●ポリフェノール
コーヒーにはポリフェノールがたくさん含まれています。
特にポリフェノールに含まれる【クロロゲン酸】が、
マウスを使った実験で、クロロゲン酸を多く摂取した個体が、
くしゃみや鼻に対してのアレルギー症状が現れにくくなり、
花粉症に効果的だと研究で明らかになりました。
これら2つが花粉症に対してコーヒーが有効だという結果のですが、
飲み方次第で逆に症状を悪化させてしまう可能性もあります。
●コーヒーフレッシュの使用
コーヒーフレッシュはサラダ油を原料にしていて、トランス脂肪酸が含まれています。
このトランス脂肪酸の消化には大量のエネルギーが必要となり、
その結果粘膜が炎症してしまうと言われています。
●砂糖の使用
砂糖は腸内にいる悪玉菌の餌となります。
腸内の悪玉菌が増えると、腸内環境の悪化から免疫機能の低下を招きます。
そのためブラックコーヒーでの飲用がおすすめとなります。
いかがでしたでしょうか。
カフェインの取りすぎも良くないですが、取ることで得られる恩恵も多くあります。
適切な量を摂取し、花粉症に負けないよう頑張りましょう!