幹細胞培養液を化粧品とするためには、
培養する幹細胞を採取するドナーの選定から
厳しい基準があります。
幹細胞培養液は
ドナーから製造するため、
ドナー提供者の了承を経て
幹細胞を提供してもらっています。
これは臓器提供と
同じレベルの手続きが必要です。
通常ドナーは、
健康な20〜30代の女性です。
幹細胞採取時に感染症の有無や
遺伝性の疾患などの検査が行われ、
問題がないことを確認します。
幹細胞は脂肪細胞とともに採取されますが、
脂肪細胞は取り除かれます。
そして、
副作用やアレルギーが出ないよう、
無血清培地を利用して
培養が始まるのです。
こうやってできた
幹細胞培養液を使った化粧品は、
一般の化粧品原料と違って
厚生労働省から
「生物由来原料基準」
が適用されます。
幹細胞培養液のドナー選定は、
このような厳しい基準で
行われていることがほとんどです。
だからこそ、
安全性も高く、
著しく健康を害するような
副作用やリスクも
今のところ見つかっていない
といわれているのです。
ただ、巷には
外国人ドナーの幹細胞コスメ
といったものも存在します。
外国人ドナーの幹細胞は、
やはり日本人と比べれば
親和性は落ちますので、
日本人女性のドナーから
採取したことが明記されている、
「国産」
「日本人女性」
というワードの入った
ヒト幹細胞培養液が使われているものが
最も効果が出るでしょう。
また、ドナーの年齢も
20〜30代と幅があるより、
20代とバラつきのない方が
より確実に結果が出るでしょう。
今や幹細胞コスメは
本当にたくさんの種類が出回っています。
その幹細胞コスメは
本当に効果が出るものなのか、
しっかり見極められる力を
持っておくことが必要です。