安眠の秘訣!?睡眠の質を下げる“思わぬ習慣”とは(2025年12月18日 11時52分) コリとる鍼灸整体サロン

睡眠の悩みは、
実はとても深刻です。

眠りが浅い状態が続くと、

・免疫力が落ちやすくなる
・太りやすくなる
・集中力や判断力が低下する
・慢性的な疲労が抜けなくなる

といった不調が、
少しずつ積み重なっていきます。

そのため、

・枕を変えてみた
・マットレスにお金をかけた
・睡眠サプリを試してみた

そんな経験がある方も
多いのではないでしょうか。

それでも、

「思ったほど眠りが深くならない」
「朝スッキリ起きられない」

という声は、後を絶ちません。

では、
なぜこれほど睡眠対策をしても
改善しない人が多いのでしょうか。

実は、
多くの人が見落としている
“もっと根本的な原因”があります。

それが、
体が本来持っている
「光」と「暗闇」による
リズムのスイッチです。

私たちの体は、

・日中は光を浴びて活動モードに
・夜は暗さで回復モードに

切り替わるように
プログラムされています。

ところが現代生活では、

・夜遅くまでスマホを見る
・朝カーテンを開けず室内で過ごす
・日中ほとんど外に出ない

といった習慣により、
このスイッチが
うまく入らなくなっているのです。

その結果、

「眠れない」
「疲れが取れない」
「日中ずっとだるい」

といった状態が
年齢や体力のせいではなく、
“生活環境の影響”として
起こっているケースが増えています。

今回は、
海外の予防医学分野でも注目されている
「日光(自然光)と暗闇のバランスが、
人の健康をどう左右するのか」について、
わかりやすくお伝えします。

「最近なんとなく調子が出ない」
そう感じている方ほど、
ぜひ最後まで読んでみてください。

まず、日の光には次のような働きがあります。

①光が細胞を元気にする

太陽光には、
赤色光、赤外線、紫外線など
様々な波長が含まれており、
これらが私たちの体に
良い影響を与えることがわかっています。

例えば、赤色や近赤外線は
ミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)を刺激し、
ATPという元気のもとを
増やすのに役立つと言われています。

これが結果として、
日中の活力や回復力の向上に
つながると考えられているのです。

②紫外線で「ビタミンD」を作る

太陽のUVB成分に当たると、
皮膚でビタミンDが合成されます。

ビタミンDは骨を丈夫にするだけでなく、
免疫機能、心臓・脳の健康にも
関与する重要な栄養素です。

不足すると、
・慢性炎症や免疫の低下
・骨粗鬆症
・糖尿病リスクの増加

などの問題が出やすい
という研究結果もあります。

③血管をやわらかくする

太陽光に当たると、
皮膚から一酸化窒素が血液中に放出され、
血管が広がりやすくなる
ことも観察されています。

これは、
・血圧の安定
・循環の改善
・心血管リスクの低下

につながるとする研究もあります。

次は、暗闇の働きについてです。

夜になると、
体は暗さを感知して
メラトニンというホルモンを分泌します。

これは単に眠くなる物質
というだけでなく、
免疫調整や抗酸化作用を
持つとも考えられています。

また、深い睡眠時に分泌が高まる
ヒト成長ホルモンは、
細胞の修復や代謝を助け、
筋肉の再生、
脂肪燃焼をサポートする働きがあります。

しっかりした暗闇の中で眠ることは、
• 睡眠の質を高め
• 日中のエネルギーを増やし
• 免疫や代謝を整える

という形で体全体の
バランスを育ててくれるのです。

では、光と暗闇のバランスが
崩れるとどうなるのでしょうか。

現代は、
夜でも人工光(スマホ・パソコン・室内照明)
が溢れています。

この過剰な光は、
メラトニンを抑えてしまい、

• 睡眠の質の低下
• 免疫の乱れ
• 慢性炎症
• 代謝異常

といった問題を引き起こしやすい
と指摘されています。

つまり、

◎日中の光を最大限に、
◎夜はしっかり暗く、

という自然のリズムが、
体の健康を底上げするカギなのです。

光と暗闇の重要性は、
分かっていただけたでしょうか。

ここからは自宅でできる
光と暗闇の上手な取り入れ方を
ご紹介しますね。

□日中の光

◎朝・昼に10〜30分の日光浴
◎可能なら朝の散歩や外作業
◎顔や腕などできるだけ多くの肌を露出(焼けない範囲で)

これにより、

・ビタミンD合成
・血流改善
・エネルギー産生

が促進されます。

□夜の暗さ

◎就寝前2時間は強い光(特にブルーライト)を避ける
◎寝室は暗めに整える
◎可能なら遮光カーテンや光遮断アイマスクの活用

こうした環境づくりは、
体内時計を整え、
質の高い睡眠と
ホルモンバランスの正常化に
役立ちます。

太陽の光は
日中のエネルギー、免疫、
血流を高め、

暗闇は修復の時間をつくり、
睡眠、成長ホルモン、
免疫のバランスを育てます。

光と暗闇を日々の生活で
上手に取り入れることで、
体の本来の働きを取り戻し、
慢性的な不調とサヨナラしましょう。