寒くなるにつれて増えてくるのが、
風邪やインフルエンザなどの呼吸器感染症です。
・人混みに行くとすぐ喉が痛くなる
・家族の誰かが風邪を引くと自分も必ず引く
・治ってもまたすぐ体調を崩す
そんなお悩みはありませんか?
実はこうした「感染症への弱さ」に
大きく関わっている栄養素のひとつが、
「ビタミンD」です。
「骨を丈夫にする栄養」として
知られていますが、
近年では、体の“守る力(免疫)”を
支える重要な役割があることが
研究でわかってきました。
今日は、このビタミンDについて解説しますね。
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◆ そもそもビタミンDって何?
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ビタミンDは、
他のビタミンと少し違う特徴があります。
それは、日光(紫外線)を浴びることで、
体の中でも作られるという点です。
特に腕や顔などの
肌が少し日光に当たることで、
体内でビタミンDが合成されます。
また、
食事からも一部摂ることができ、
・鮭、サバ、イワシなどの魚
・卵黄
・天日干しのきのこ
などに多く含まれます。
しかし、
冬は日照時間が短く、
外出時間も減り、
肌を出す機会も少なくなるため、
多くの人が不足しやすい季節なのです。
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◆ ビタミンDと“免疫”の関係
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私たちの体には、
外から入ってきたウイルスや細菌を察知し、
すぐに対処する仕組みがあります。
ビタミンDは、
この仕組みをなめらかに
動かすための“サポート役”です。
具体的には、
◎ 侵入したウイルスを早めに察知
◎ ウイルスを排除する働きをバックアップ
◎ 反応が強すぎないよう整える
といった役割を担っていると考えられています。
さらに重要なのは、
炎症のコントロール。
感染症が悪化してしまう背景には、
「体を守ろうとして起きた炎症が
強くなりすぎる」
ということがあります。
ビタミンDは、この炎症が
「必要以上に暴走しないよう整える働き」
にも関わっていると言われています。
そのため、
ビタミンDが不足している人ほど
呼吸器感染症にかかるリスクが
高まりやすい可能性が、
海外の研究でも示唆されています。
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◆ なぜ冬は特に大事?
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冬は
・太陽の光を浴びる時間が減る
・外出頻度が減る
・年齢とともに体内で作る力が落ちる
こうした要因が重なり、
不足しやすい条件が揃う季節です。
さらに、
乾燥や寒さで体の防御力も
下がりやすくなるため、
「呼吸器感染症が増える時期」と
「ビタミンD不足になりやすい時期」
が重なってしまうのです。
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◆ 今日からできる“整え方”
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◎ 無理のない日光浴
午前〜昼の時間帯に、
10〜20分程度外の光を浴びる習慣を。
散歩や買い物のついででもOKです。
◎ 食事から取り入れる
・鮭・サバ・マグロなどの魚
・卵黄
・きのこ類
和食にも取り入れやすい食材ですね。
◎ 足りない人はサプリも選択肢
ただしビタミンDは体に蓄積もしやすい栄養素です。
・薬を飲んでいる
・腎臓や肝臓の病気がある
・長期間続けたい
という場合は、自己判断ではなく
専門家に相談すると安心です。
ビタミンDは、
・呼吸器感染症から体を守るサポート
・炎症を整える働き
・骨や筋肉の健康維持
こうした多方面で、
体の土台を支える重要な栄養素です。
手洗い・うがいと同じように、
「体の中の備え」として
ビタミンDを補うことは、
冬の健康づくりの心強い味方になります。
できることから、無理なくコツコツ。
一緒に元気に冬を乗り越えていきましょう。