「もしかすると抜歯ですね」
そう言われた瞬間、
頭が真っ白になったことはありませんか?
今日は
歯の治療をした後
同じ場所が痛みだした経験がある方に
ぜひ見ていただきたい内容です。
・虫歯が深くなって神経を抜いた
・何度も通って根管治療をした
・かぶせ物をした
あれだけ時間もお金もかけて治療してもらったのに
同じ場所が腫れて
レントゲンで炎症が指摘され
抜歯の可能性を指摘される…
そのような状況に陥ると
どうしたらいいのかわからず
ただ呆然としてまう方も
いらっしゃるかと思います。
歯は消耗品ではなく
寿命にも直結することが証明されている
財産です。
できれば1本も失いたくないですよね。
多くの場合
もう一度歯の治療をしたり
抗生物質で炎症を抑える対策がとられます。
ですが、
それでも再発してしまうケースが
少なくありません。
実は最近の研究で
歯の炎症は
歯そのものだけの問題ではなく
「炎症体質」が関係している可能性が
示唆されています。
今日は
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いつまでも自分の歯で食べ続けるために
歯の健康を守る意外な対策
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のテーマでお伝えします。
◆ なぜ治療した後、痛みがぶり返すのか
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その原因の一つが
「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」
です。
根尖性歯周炎とは
歯の根の先に細菌がつき
根の先端に炎症が広がる状態です。
炎症が進行すると
・膿がたまる
・歯を支える骨が溶ける
・最悪の場合は抜歯
に至ることもあります。
原因は
虫歯の進行や、
以前治療した歯の炎症が残っていた可能性などが
指摘されていて、
・歯根の再治療
・抗生物質を
などで対処するのが一般的です。
ですが、近年
歯そのものではなく、
体の「炎症体質」が
影響している可能性が注目されています。
◆60日間の研究結果
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2025年の研究では
(Scientific Reports)、
「根尖性歯周炎」の状態にしたラットを、
以下の3つのグループに分けて
60日間観察をしました。
① 何もしないグループ
② 中等度の運動(水泳)をさせたグループ
③ 水泳+オメガ3を与えたグループ
その結果――
何もしないグループは
炎症が強く、骨の吸収も大きくなっていました。
一方で、
水泳をしたグループでは
✔ 炎症物質が減少
✔ 細菌の広がりが抑えられた
✔ 骨の破壊が少なかった
さらに
水泳+オメガ3を併用したグループでは
✔ 別の炎症物質も低下
✔ 破骨細胞(骨を溶かす細胞)が減少
✔ 骨の減少が抑制
という結果が出ました。
つまり、
運動とオメガ3を併用することで
歯の根元の炎症が抑えられて
骨が守られたと考えられるのです。
◆運動とオメガ3で歯の炎症が抑えられた理由
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では、なぜ、
「運動」や「オメガ3」で
歯の炎症が改善したのでしょうか?
考えられるポイントは3つあります。
①骨を破壊する
免疫物質の過剰な暴走が止まった
② 骨を溶かす細胞が減った
③炎症が抑制され
細菌が広がらなかった
もともと、
運動やオメガ3は
抗炎症作用が知られています。
2つを組み合わせることで
体質レベルの炎症が
改善した可能性があります。
今回はマウスを使った実験でしたが、
研究者たちは
・人間の歯の炎症に関しても
「炎症体質」が関係している可能性
・炎症を抑制する運動やオメガ3で
歯の炎症を抑制できるかもしれない
と考えています。
抜歯を回避できる可能性が
広がるかもしれません。
◆歯を守るために今日からできる3つのこと
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では、あなたの歯を元気な状態に保つために
今日からできることを見ていきましょう。
①運動
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中等度の運動が
炎症体質の改善に効果的です。
健康寿命を伸ばす効果も
報告されています。
まずは短時間で良いので
体を動かす習慣をつくりましょう。
②オメガ3の割合を増やす
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サプリもありますが
傷みやすく、逆効果になることもあるので
要注意です。
・サバ・イワシ・サンマなどの魚
・クルミ、チアシード、えごまの実
などを食品からとる方がよいでしょう。
③口腔ケアに力を入れる
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そもそも口腔内の環境を保ち
虫歯を作らないようにすることも重要です。
歯ブラシ
フロス
歯間ブラシ
などで口腔内の状態を健康に保ちましょう。
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歯は
食べる喜び、会話の楽しさ、健康寿命など
すべてに直結しています。
そして、
炎症対策は
歯だけでなく
がんや糖尿病、脳血管疾患など
あらゆる病気の予防にも
つながる可能性があります。
10年後も自分の歯で
好きなものを噛みしめて
元気に過ごせるように
ぜひ今日から体の土台作りを始めましょう。
まずは5分でもいいので
体を動かしてみてくださいね。