突然ですが、
20世紀以前は「心臓病」は
現在ほど一般的な病気でなかったと
言われているのはご存じですか?
現代ではよく耳にする心臓病ですが、
以前は心疾患より感染症で
亡くなる人がほとんどでした。
ではいつから心臓病は増加したのでしょうか。
心臓病の増加には、
「種子油」の消費量の増加が
関係していると言われています。
種子油に含まれるリノール酸は
体内の組織に蓄積して酸化しやすく、
動脈内に炎症性損傷を引き起こします。
しかし、
この症状は短期間で現れるものではなく、
数十年かけて静かに蓄積していきます。
この種子油の消費量の増加が、
心臓病の爆発的な増加の10~20年前に起こり、
血管内のプラーク形成の
緩やかなタイムラインと一致しているのです。
冠動脈性心疾患による死亡率は、
1900年の成人10万人あたり137人から
1968年には10万人当たり450人以上に上昇しました。
こうした変化から、
工業化された食生活は
心臓病による死亡の増加に
関連がある可能性が指摘されています。
では、現代の食生活における
心臓病のリスクを下げる方法は
あるのでしょうか。
先ほどお伝えしたように、
リノール酸はゆっくりと
体内に蓄積し、ダメージを与えます。
一度蓄積した影響は
すぐに消えるものではありませんが、
日々の選択によって
改善の方向へ導くことは可能です。
まずは根本的な原因を
取り除くためのヒントをお伝えします。
①1日3g未満のリノール酸量に抑える
これが、基本となります。
種子油に含まれる過剰なリノール酸は組織に
非常に不安定な脂肪を蓄積し、
炎症性副産物へと分解されます。
大豆油大さじ1杯には約7gの
リノール酸が含まれており、
ポテトチップス1食分には
3~5gのリノール酸が含まれています。
まずは種子油の摂取量を減らす
意識をするところから始めてみましょう。
②外食や揚げ物を控える
外食が多い人は要注意です。
飲食店では、安価で保存がきく
種子油を使用しています。
揚げ物はこの種子油を高温で使用するため
酸化が促進されてしまいます。
自炊を意識することで、
直接的に摂取量を調節可能になります。
③種子油の代替品の使用
牧草飼育のバター、ギー、または牛脂は
酸化しにくく、加熱しても有害な副産物に
分解されないため、種子油の代替品として
とてもおススメです。
④リノール酸含有量が多い動物性食品を避ける
鶏肉や豚肉などは、
飼料に含まれるリノール酸含有量が高く、
私たちは間接的に吸収してしまいます。
可能であれば、リノール酸含有量が低い
牧草飼育の牛肉や羊肉を選びましょう。
このように、
リノール酸の摂取量を減らすことで、
心臓病は老化において”避けられない病”でなく、
自らの健康を守るための選択ができます。
まずは、
日々の食事の中で、
「どんな油を選ぶか」
を意識すること。
それが、
未来の健康を守る
大きな一歩になります。
今日の食事から、
体の内側の流れを
少しだけ意識してみてくださいね。