今日は 「 あごが痛かったり、口がうまく開かなかったりして、違和感を覚える 」 といった顎関節症についてお話していきたいと思います。
顎(アゴ)は複雑な形状と多くの機能があり、筋肉・関節・神経が集中して下のアゴを支えています。食事や会話の際にはそれらが連動して機能していますが、このアゴの関節やその周辺部に痛みが出たり動かしにくくなったりするのが顎関節症です。
顎関節症の原因として、次のようことが挙げられます。
(1)歯ぎしりや食いしばり
ストレスや不安、抑うつ、慢性的な疲労などによる睡眠中や覚醒時の歯ぎしりや食いしばりが続くと、顎関節やそしゃく筋へ負荷をかけるので、痛みや関節円板のズレを引き起こします。
(2)かみ合わせ
奥歯しか咬み合う歯がなかったり、極端なかみ合わせの悪さで片側だけで食べていたりすると、アゴの関節や筋肉に負担がかかります。
(3)外傷などの強い衝撃
怪我や打撲などでアゴに対して強い衝撃が加わった場合、関節や筋肉にダメージが加わり顎関節症の発症につながる可能性があります。
(4)頭と首の筋肉の緊張とアライメントの異常
首の骨の上に後頭骨がのり、その横の側頭骨から顎関節へとつながってがっています。
(頭の骨)後頭骨や側頭骨の歪み・捻じれが首の骨、顎関節に影響を与えてしまっていることもあります。そして首や顎関節も痛い方は相当身体の歪みがある可能性があります。
顎関節症の予防法として、
・長時間の同じ姿勢をとり続けない
同じ姿勢が続いているときは、無意識のうちに上下の歯が当たり、歯を咬み続けている可能性があります。定期的に休憩を取りのびやストレッチをして、リラックスするようにしましょう。
・ほお杖をつかない
ほお杖をつくと手でアゴに圧力を加えてしまうので、アゴの関節に負担がかかるので、意識的に回数を減らしたり長くつかないようにしたりしてください。
・うつぶせで寝ねない
一晩中枕に顔をべったりとつける体勢でいると、アゴにたえず加重がかかって歪みを加えているので注意しましょう。
日常生活でついクセでしてしまっている方は、出来るだけ行わないように注意する事が大切です。
もし顎関節症の症状が発症している方は出来るだけ早く専門で施術している所で見てもらうようにしましょう。
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