①姿勢の悪さ
一番の原因として考えられるのは「姿勢の悪さ」です。
背中が丸くなると頭が前の方にスライドします。
成人での頭の重さは、体重の約10%と言われています。
また、首の角度が15度傾くと負荷は約2倍、30度傾くと負荷は約3倍にもなります。
頭の重さに引っ張られ、身体のバランスをとるために肩甲骨が前に移動します。
②デスクワークやスマートフォンの操作
肩が丸まった姿勢でスマートフォンやパソコンを長時間使用していませんか?
巻き肩は、肋骨と肩甲骨をつないでいる小胸筋が縮み、全体的に前へ引っ張られています。
パソコン作業やスマホ操作をしているとき、無意識に背中を丸めていませんか?
この姿勢が、胸の筋肉の縮まりをカバーしようと肩や肩甲骨あたりの筋肉が伸びた状態です。
③筋力の低下
正しい姿勢をキープするための筋力少ないと、背中が丸まり、巻き肩の原因になります。
「胸にある筋肉」と「背中の筋肉」が最も大切です。
大小様々な筋肉で構成されている「背中側の筋肉」が少しずつ伸びます。
背中の筋肉が伸ばされてしまうと、肩甲骨を寄せたり、胸を張る動きが弱くなってしまいます。反対に、胸にある筋肉は全く伸ばされずその状態で固まってしまいます。
このバランスの崩れによって、肩甲骨が前に引っ張られ、普通にしていても肩がすくんだ状態になってしまうのです。