肉体的な疲労と倦怠感の原因
1. 病気や体内の異常
* 感染症や慢性炎症:体内に老廃物が蓄積されることで、疲労感が持続します。
* 貧血や心肺機能の低下:酸素供給不足が原因となる倦怠感。
* 内分泌の異常:甲状腺機能低下症や糖尿病、更年期障害などホルモンバランスの乱れ。
2. 生活習慣の乱れ
* 栄養不足:ビタミンやミネラルの不足は、エネルギー生産に影響します。
* 睡眠不足:体の疲労回復が妨げられるため、慢性的なだるさが続きます。
精神的な疲労と倦怠感の原因
精神的な疲労は、現代社会特有のストレスやメンタルヘルスの問題に起因する場合があります。
* ストレスや不安:過度な緊張状態が続くことで自律神経が乱れ、疲労感が強まります。
* うつ病や不安障害:これらの精神疾患では、身体のだるさも伴うことがよくあります。
精神疲労に効くツボ
1 合谷(ごうこく)
親指と人差し指の骨が交わり、少し人差し指寄りの骨のきわに合谷があります。押すと少し痛みのあるくぼみの部分です。脳に刺激を与えるツボといわれていて、リラックス効果や集中力を高めたいときにおすすめのツボです。
2 労宮(ろうきゅう)
こぶしを軽く握ったときに中指と薬指の先端の間にあります。手のひらの中央、シワが最も寄っている場所です。手のひらにあり、比較的見つけやすいツボで自律神経のバランスを整えるツボといわれています。イライラやストレスなどの精神的な疲れがあるときにおすすめのツボです。
3 神門(しんもん)
神門は、小指の骨と手首のシワが交わるくぼみにあるツボです。精神を安定させ、心の気を補う作用があるといわれており動悸、緊張、不眠症の悩みがある方におすすめのツボです。
眼精疲労に効くツボ
1 晴明(せいめい)
目頭と鼻の骨との間にあるくぼみに晴明があります。目が疲れたときに自然にここを押さえる方が多いです。晴明には疲れ目からくる、かすみ目や涙目、充血、まぶたの痙攣(けいれん)に効果があるといわれております。
また、鼻の機能を整える効果もあるので、花粉症、鼻水、鼻づまりの悩みがある方にもおすすめです。
2 攅竹(さんちく)
攅竹は眉頭の少し下にある小さなくぼみにあります。疲労で見えにくい、ドライアイ、かすみ目などの症状のほか、頭痛があるときにおすすめのツボです。
3 天柱(てんちゅう)
首の後ろには2本の太い筋肉があり、その外側のくぼみに天柱があります。天柱は「万能ツボ」といわれており、押すことで血行が促進されさまざまな症状の緩和が期待できます。眼精疲労だけではなく頭痛、肩こり、顔のむくみなどの悩みがある方にもおすすめです。
