肩こり、腰痛の原因
肩こりは、肩甲骨から首の間の筋肉が緊張して、血行が悪くなり、乳酸などの疲労物質が筋肉の中に溜まることで生じます。
人間の体は首だけで頭部を支える構造になっているため、その重みで首と肩には負担がかかります。
腰痛も、腰の骨に負担がかかり、血行が妨げられ乳酸が溜まって生じます。
また、骨格がゆがんで神経を圧迫することで、痛みが出る場合があります。
さらに、女性は男性に比べて、肩の周りの筋肉や腰の周りの骨を支える筋肉が弱いために、症状が出やすいのです。
特に更年期以降では加齢による筋骨格系の老化と様々なストレスなどの社会的背景から肩こりが増加すると考えられています。
身体の歪みを改善するのが大切
1 痛みの出にくい、疲れにくい身体になる
痛みや疲れは筋肉に負荷がかかることで生じます。
姿勢がキレイな状態=骨で立っている状態
骨で立つことができれば筋肉の負荷が最小限になり、痛みや疲れが出現しにくくなります。
猫背になっていたり、体が歪んでいる状態だと、骨で立つことができず筋肉が頑張ってバランスを保とうとする為、痛みや疲労が出てきます。
姿勢を良くすることは、肩こり・腰痛の根本改善につながります。
2 血流が良くなる
姿勢が良くなると、血管への負荷も軽減し血流が良くなる効果が期待できます。
冷えや浮腫みは、血流が悪くなっていることで起きるケースがほとんどなので、
姿勢が改善されることで、冷え性や浮腫みの改善にもつながります。
3 内臓への負荷が軽減
猫背になると、お腹が圧迫されます。
お腹が圧迫されることで、内臓の血流も悪くなり、呼吸器系、循環器系、消化器系など、内臓の機能が低下してしまう恐れがあります。
姿勢が良くなることで、内臓の圧迫も緩和し、内臓の機能を向上させる効果が期待できます。
4 睡眠の質が良くなる
姿勢が悪いと寝返りの回数が減ったり、仰向けで寝られなくなったりと、睡眠の質に影響が出ます。
姿勢が良くなることで、身体をリラックスさせることができますので睡眠の質が向上する効果が期待できます。