美肌になるツボ
1 三陰交(さんいんこう)
「三陰交」は生理中に肌が荒れる、血のめぐりが悪くてカサカサしやすい、血色が悪く冷えも伴っている……といった血行不良が原因の肌荒れに有効とされるツボです。生理不順など女性特有の悩みにも効果的といわれています。血のめぐりが悪いのは、血が足りなくなっている場合と滞っている場合の両方がありますが、三陰交はどちらのケースにも有効です。
2 外関(がいかん)
東洋医学では、乾燥は体内の水の流れが悪いことで起きるといわれています。通常、皮膚の表面は「衛気(えき)」という免疫によって保護されていますが、水の流れが悪いと衛気は低下します。それにより、皮膚を守るものがなくなり、乾燥や肌荒れが起こります。「外関」のツボは、水の流れをよくし、衛気を強くする作用があるので、刺激することで乾燥による肌荒れの改善が期待できます。
3 地倉(ちそう)
マスクを着用していると口を小さく動かしてしまいがち。口を大きく動かす機会が減ると表情筋が衰え、皮膚を支える力が弱くなってたるみの原因になります。たるみに悩んでいる人は口元にある「地倉」のツボを押してみてください。ただし、地倉はその周辺も一緒にマッサージするのがおすすめです。
鼻のすぐ横を押したり、ほうれい線の周辺をゆっくりくるくる回したりすることで口角が上がり、ほうれい線の改善にも効果が見込めます。ほかの部位とは違って、親指ではなく人差し指や中指などを使って優しく行いましょう。