鍼灸の効果
1 消化機能が活性化する
鍼灸治療により、胃腸の働きが活性化し、食欲推進や消化促進の効果があるとされています。
これにより、胃腸がしっかり働くので消化不良にならず、胃腸の不調を防ぐことが期待できます。
また、加齢によって低下した消化機能も活性化が期待できるので、年齢による胃腸の不調を感じることなく日常を過ごせるはずです。
2 自律神経が整う
交感神経と副交感神経のバランスが崩れて自律神経が乱れると、心身に影響を及ぼし、疲労感や胃腸の不調が表れ、ひどくなると自律神経失調症を引き起こす可能性もあるのです。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れる原因は、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の不足です。セロトニンには、2つの神経を調節する働きがありますが、ストレスや疲労、不規則な生活により減少してしまいます。
鍼灸治療を行うことで副交感神経が活発になり、緊張やストレスで蓄積された交感神経とのバランスを整えられます。また、副交感神経が活発になることで血管が広がり、血流も促進されます。
自律神経が整っている状態であれば胃腸の働きは安定するため、不調の改善につながるでしょう。さらに、血流が促進されることで、加齢による胃腸機能の低下の改善も期待できます。
3 ストレス解消につながる
鍼灸治療を受けることで、ストレスの解消も期待できます。
先述したとおり、鍼灸治療では副交感神経が活発になり自律神経が整うので、緊張やストレスによって蓄積された交感神経の緩和が期待できます。
また、副交感神経は身体をリラックスさせる神経です。つまり、鍼灸治療を受けているときは身体がリラックスしている状態になるので、ストレスの解消につながります。
そもそも、仕事や人間関係だけでなく、身体の不調は生活するうえで大きなストレスです。鍼灸治療で胃腸の不調も良くなれば、日常生活でのストレスも緩和される可能性があります。