美容鍼のメカニズム
1 自然治癒力を高めて、肌サイクルを活性化
ケガや風邪をひいてもいずれ回復へと向かっていくように、私たちの体には「自然治癒力」というものが備わっています。美容鍼においても、皮膚に鍼を刺すことで細胞に「組織を壊された」ことを認識させ、皮膚を修復させる働きを促します。そうすると、たるみを予防する上で欠かせないコラーゲンやセラミドの生成を積極的にサポートするようになり、自然と肌にハリが生まれやすくなるのです。
2 筋肉をほぐして、血行を促進する
美容鍼は顔の筋肉に働きかけ、血流を促してくれる効果があります。血液の循環が良くなると、凝り固まった筋肉がほぐれると同時に本来の位置に戻るため、結果的にリフトアップすることができます。
エステなどでリンパに老廃物を流して一時的に小顔にするマッサージ法がありますが、美容鍼はもっと根本的なたるみの原因にアプローチすることができるため、そこが大きなメリットになります。
3 小顔効果の高いツボを刺激し、むくみをリセット
顔にはさまざまなツボが存在します。例えば、小顔に効果がある「上廉泉(かみれんせん)」や「翳風(えいふう)」などのツボを鍼で刺激することで代謝が活発になり、ムダのない本来のフェイスラインを取り戻すことが期待できます。脂肪ではなく、老廃物が溜まって顔が大きく見えていた方は特に効果を実感しやすいでしょう。
4 肌への栄養をスムーズに行きわたらせる
健康な肌をつくる上で必要な栄養が行きわたっていないと、頬がたるみ、ほうれい線が出やすくなります。特に胃腸が弱っている場合はこのようなことが起こりやすくなります。そうした場合も、美容鍼で胃腸の働きを整えるツボにアプローチして栄養の吸収力を高めましょう。肌まで栄養が行き届くようにすれば、たるみ以外にも、ニキビやくすみなどが連鎖的に良くなるケースも少なくありません。