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AZRONE美容鍼灸・鍼灸治療院のブログ

気、血、水っなに❓ 東洋医学から見た体と心のバランス

気、血、水とは
1 気
体を流れるエネルギーのことで、元気や気力という言葉にも使われている“気”です。
物体として目に見えるものではないため、少しわかりにくいかもしれませんが、この「気」は内臓などの働きを維持したり、免疫力の高低、精神状態などにも関係しています。
体内で「気」の巡りが悪くなるとイライラしがちになり、不足すると無気力になります。

2 血
血管内を流れている液体のことで、全身に栄養を行き渡らせて組織をうるおします。
この「血」は、ほぼ現代医学の血液に相当しますが、漢方医学では、食物から得た「気」と「水(津液)」が「血」に変化すると考えられています。
体内で「血」の巡りが悪くなると、肩こりや頭痛、目のクマなどの症状が現れ、不足すると肌や髪が乾燥したり、貧血気味になったりもします。

3 水(津液)
「水」は、血液以外の体内にある水分のことで、体液、リンパ液、涙、尿などを指しています。
また「水」は、中医学の気血津液弁償という理論にならって、粘膜などをうるおすサラサラの水分を「津(しん)」、内臓、骨、脳、関節などに存在するヌルヌルの水分を「液(えき)」と呼び分けることもあります。
「水」は消化や排泄作用に影響を及ぼすほか、臓器をスムーズに働かせるための潤滑油のような働きも持っています。
体内で「水」の巡りが悪くなると、代謝が低下して、余分な水分が体内にたまります。
その結果、むくみ、手足の冷え、倦怠感といった症状が現れるようになります。

気血水で、現在の体の状態を判断できる
1 「気」の不足・乱れによって起こる症状
気虚(ききょ):気(エネルギー)が不足している状態
→顔色が悪い・疲れやすい・風邪をひきやすい・下痢を起こしやすい・声が小さいなど
気滞(きたい):気がカラダの中に滞っている状態
→ため息をよくつく・イライラしやすい・怒りっぽい・お腹が張りやすい・喉がつかえるなど

2 「血」の不足・乱れによって起こる症状
瘀血(おけつ):血が滞っている状態
→顔色が暗い・目の下にくまができやすい・肩こりや腰痛が起こりやすい・手足が冷える・しびれるなど
血虚(けっきょ):血が不足している状態
→顔色が白い・めまいがする・肌に艶がない・目が疲れやすい・皮膚が乾燥している・髪の毛がパサつく・爪が割れやすいなど

3 「水」の不足・乱れによって起こる症状
水滞(すいたい):水分が滞っている状態
→カラダが重くだるい・むくみやすい・下痢しやすい・水のような鼻水が出る・お腹がちゃぽちゃぽするなど
陰虚(いんきょ)(津虚:しんきょ):水分が不足している状態
→顔色が赤い・のぼせやすい・目が乾燥しやすい・便秘になりやすい・肌が乾燥しているなど

東洋医学
AZRONE美容鍼灸・鍼灸治療院のスタッフ 土橋貴也

土橋貴也 ドバシ

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