ほうれい線と肩こりの関係
肩こり・首のこりは肩や首の筋肉が緊張し、血液の流れが悪くなって疲労物質がたまったり栄養素が行き届かなかったりすることで筋肉が硬くなってしまった状態です。
顔に繋がっている肩から首にかけての筋肉が強張ってしまうと、顔全体が下に引っ張られてほうれい線ができてしまうのです。
また、肩こりが起きている状態では肩や首の筋肉の血行やリンパの流れが悪くなっていますが、その状態は肩・首と繋がる顔や頭の血行、そしてリンパの流れにも影響します。
血行やリンパの流れが悪くなると肌に届くはずの栄養素が届かず、肌細胞の新陳代謝が悪くなるだけではなく、老廃物の排出も上手くできなくなります。
その結果、肌のくすみやたるみが悪化し、たるみはほうれい線を目立させる原因となります。
ほうれい線のセルフケア
1 紫外線予防
紫外線を避けることは、肌の健康を守るためにもっとも身近で効果のある対策です。
日焼け止めはSPF値とPA値の高いものを使用します。顔全体に均等に広げ、こまめに塗り直しましょう。
日焼け止め以外にも、帽子やサングラスを利用して、紫外線を物理的に避けることも効果的です。
日常的に紫外線を防ぐために、UVカット効果のあるカーテンや窓フィルムなど、UVカット機能を備えたアイテムを利用すれば、紫外線を浴びづらい生活環境をつくることができます。
また、紫外線対策と並行して、肌によいビタミンCやEを多く含む食事を心がけることで、抗酸化作用を活発にし、紫外線によるダメージから肌を守ることができます。
2 表情筋を鍛える
表情筋には顔の皮膚を支える役割があるため、これを鍛えることによって顔全体が引き締まり、たるみを予防することができます。
特にほうれい線は、口元の筋肉の衰えやたるみが原因で目立つため、表情筋を鍛えることが予防につながるでしょう。
簡単にできるのが、唇を大きく開けて「うー」、または「あー」と言いながら笑うトレーニングです。
これにより、口周りの筋肉を活動させ、顔全体の引き締めを図ることができます。
また、口角を目いっぱい引き伸ばすように頬を上下に動かす「頬上げ」のマッサージも効果的です。
3 正しいスキンケア
正しいスキンケアを行えば、肌の状態が整い、健康的な肌を保つことができます。
強い洗顔料を使用したりゴシゴシこすったりすると、肌の乾燥やバリア機能低下を引き起こすため、洗顔をする際には肌を傷つけないことが大切です。
また、肌が乾燥してしまうと弾力を失いやすいので、洗顔後はすぐに保湿効果のある化粧水やクリームで水分と油分を補いましょう。
特に目元、口元は乾燥しやすい部分ですので、しっかりと保湿することが大切です。
セラミド、ヒアルロン酸などが入ったものは特に乾燥予防に効果があるといわれています。
