腰痛の原因
1 長時間のデスクワーク
座っている間、お尻の筋肉はずっと圧迫され続けています。これにより血行が悪くなり、筋肉が硬くこわばってしまいます。また、座った姿勢は股関節を曲げた状態が続くため、お尻周りの筋肉が縮こまりやすいのです。
2 運動不足による筋力低下
お尻には「大殿筋」や「中殿筋」といった大きな筋肉があり、これらは姿勢を維持するために非常に重要です。しかし、運動不足でこれらの筋力が低下すると、体をうまく支えられなくなり、腰への負担が増大してしまいます。
3 梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)
お尻の奥深くにある「梨状筋」という筋肉が硬くなることで、その下を通る坐骨神経が圧迫され、お尻や太ももの裏に痛みやしびれが出ることがあります。これが腰痛と勘違いされるケースも少なくありません。
お尻のストレッチ
1 大臀筋をほぐすストレッチ
床に座り、左脚を曲げてすね部分を床につける
両手を床につけ、骨盤を意識しながら、ゆっくり息を吐きながら右脚を真後ろに伸ばす
重心をまっすぐにすることを意識し、前に向かって体重をかけ身体を倒していく
お尻の右側の筋肉が伸びていることを感じながら約25秒キープする
脚を入れ替えて、交互に2回ずつ行う
2 中臀筋・小臀筋をほぐすストレッチ
椅子に座る
右の太ももの上に、左脚を乗せる
ゆっくりと息を吐きながら、身体を前に倒していく
お尻の筋肉が伸びていると感じる体制で約15秒キープする
脚を入れ替えて交互に2回ずつ行う
3 梨状筋をほぐすストレッチ
床に座り、自分の身体の後ろに両手をつく体制になる
両膝を曲げた状態から、左脚を一歩外に広げる
深呼吸しながら、右脚の膝を内側にゆっくり倒していく
筋肉の伸びを感じながら約10秒キープ
脚を入れ替え、交互に2回ずつ行う