隠れ反り腰(2023年03月04日 17時08分) Medical Body Care

皆さんは、「反り腰」についてご存知ですか?
実は最近、「隠れ反り腰」というものが増えてきています。

反り腰とは一体なんなのか...??
「反り腰」とは、腰の反りが強くなった状態のことです。腰の反りが強くなることで、体はバランスを取ろうとして骨盤が前傾してきます。

慢性的な腰の痛みや、お腹が出やすい、猫背といった悩みはありませんか?
その原因は、反り腰かも知れません。
また、ヒールを履く女性や妊婦の方は要注意です!

反り腰の状態が続くと、骨盤(下前腸骨棘,寛骨臼上縁)から膝蓋骨に付着している“大腿直筋”という筋肉が短くなってしまいます。この筋肉が短くなると、股関節を伸ばしたり、膝を曲げたりといった動きに制限が出てきます。

大腿直筋は大腿四頭筋の一つであり、抗重力筋という体を支えている筋肉なのでとても大切な筋肉です。

では、大腿直筋の伸ばし方を紹介していきます。
立った状態で、片側の膝を曲げ、同側の手で足首を掴みます。少しずつ股関節を後ろに曲げると太ももの前が張ってくる感覚があると思います。この張りが大腿直筋の伸びている証です。しかし過度な張り(痛み)は肉離れに繋がる恐れや、翌日の生活に支障を浸す可能性があるので適度に伸ばすことが大切です。