テニス肘ってなに?(2023年08月23日 18時41分) Medical Body Care

テニス肘(テニスひじ)は、肘の外側に痛みや炎症が生じる状態を指します。医学的には「外側上顆炎(がいそくじょうかえん)」とも呼ばれます。

テニス肘は、テニスプレイヤーがよく発症することからその名前がついたものですが、テニス以外のスポーツや日常生活でも発生することがあります。主な原因は、反復的な動作や過度のストレスによる腕や手の筋肉や腱の過負荷です。

具体的には、テニスのスイングやラケットのグリップ、ゴルフや釣りのキャスト、ハンマーやドライバーの使用、またはキーボードやマウスの長時間の使用などが原因となります。これらの動作によって、腕の筋肉の繊維や肘の外側にある「外側上顆(がいそくじょうか)」と呼ばれる部位の腱が炎症を起こすことがあります。

テニス肘の症状は、肘の外側に痛みやしびれを感じることから始まります。この痛みは腕を伸ばす動作や握力を使う動作、または日常生活の活動でも悪化することがあります。痛みが続くと、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすことがあります。