オリーブオイルは心臓にいい?(2023年08月27日 17時46分) Medical Body Care

オリーブオイルは心臓に良いとされています。多くの研究が、地中海食に特徴的なオリーブオイルの消費が、心臓疾患のリスクを低減する助けとなることを示しています。

主な理由は以下の通りです:

1.モノ不飽和脂肪酸: オリーブオイルは、主にモノ不飽和脂肪酸(特にオレイン酸)で構成されています。これらの脂肪酸は、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減少させる一方で、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増加させるとされています。LDLコレステロールが蓄積すると、動脈硬化の原因となるリスクが高まりますが、オリーブオイルの摂取はこれを防ぐ役割を果たす可能性があります。

2.抗酸化物質: オリーブオイルには、ポリフェノールと呼ばれる抗酸化物質が豊富に含まれています。これらの物質は、細胞を酸化ストレスから保護し、心臓疾患や炎症のリスクを低減する可能性があります。

3.炎症を抑制する効果: オリーブオイルの成分には、炎症を抑制する作用があるとされています。慢性的な炎症は心臓疾患のリスクを高める要因の一つであり、オリーブオイルの摂取は炎症を軽減することに役立つ可能性があります。

ただし、健康に良い食事はバランスが重要です。オリーブオイルは健康に良い脂肪であるとされていますが、過剰な摂取はカロリー過剰につながる可能性があるため、適量を守ることが大切です。また、オリーブオイルは加熱に強い特性を持っているため、調理にも適していますが、高温での長時間加熱は栄養価を損なうことがあります。そのため、生野菜や温かい料理にドレッシングとして使うなど、適切な使い方を心掛けると良いでしょう。