食いしばりが強いとどうなる?(2023年10月14日 15時42分) Medical Body Care

食いしばりが強い場合、それが持続的な問題となると、様々な健康問題や身体的な不快感を引き起こす可能性があります。

1.歯の問題: 強い食いしばりは歯に多大な圧力をかけ、歯の摩耗や歯の噛み合わせの問題を引き起こす可能性があります。これは歯の割れ、歯茎の退縮、歯の感受性の増加などにつながります。

2.顎関節症(TMJ症候群): 強い食いしばりは、顎関節に過剰な圧力をかけ、顎の関節や筋肉にストレスを引き起こすことがあります。これにより、顎関節症の症状、顎の痛み、顎のポップやクリック、頭痛などが発生する可能性があります。

3.頭痛: 食いしばりによる顎の緊張は、頭痛の原因となることがあります。特に顎の筋肉の過剰な緊張が、緊張性頭痛の一因となります。

4.筋肉の疲労: 食いしばることで、顎の周りの筋肉が過剰に緊張し、疲れや痛みを感じることがあります。これは、日常的な生活や口の動きにも影響を及ぼします。

5.睡眠の質の低下: 夜間に食いしばることは、睡眠の質を低下させる可能性があります。睡眠中に食いしばることで、歯ぎしり(ブラキシズム)や咬筋痛が発生し、朝の口内の不快感を引き起こします。

6.ストレスと不安: 食いしばりは、ストレスや不安の症状の一部として現れることがあります。逆に、食いしばること自体がストレスの原因となることもあります。