寒い時期は知らないうちに筋肉を酷使している?(2023年11月15日 16時50分) Medical Body Care

寒い時期には体が寒さから守ろうとして、私たちが意識しないうちに筋肉を使うことがあります。寒冷な環境では、体温を保つための様々な生理的反応が起こります。

1.身体の震え: 体温を維持するために、寒冷にさらされると筋肉が微小な収縮と弛緩を繰り返す震えを起こします。これは体温を上げようとする反射的な反応であり、エネルギーを消費して体を温めようとする働きです。

2.姿勢の維持: 寒さから身を守るために、寒さを感じた場合でも意識しないうちに筋肉を緊張させて体を温めようとします。これは姿勢を維持するためや、体の表面積を減らして熱を逃がさないようにするための働きです。

3.代謝の増加: 寒冷な環境では、体内のエネルギー消費が増えることがあります。体温を維持するためには、エネルギーを消費するため、基礎代謝が上がります。

これらの生理的な反応により、寒冷な環境下では無意識に筋肉を使うことがあります。これは体を温め、体温を維持しようとする身体の自然な反応です。