巻き肩を放置すると・・・(2023年11月22日 19時14分) Medical Body Care

巻き肩(または前肩)は、肩甲骨が前方に傾いてしまい、背中が丸まったような状態を指します。これは悪い姿勢の一形態であり、放置すると様々な問題を引き起こす可能性があります。

1.筋肉の不均衡: 巻き肩になると、胸の前側の筋肉(大胸筋など)が短縮し、背中の筋肉(広背筋など)が伸張します。この不均衡な筋肉の状態は、姿勢や動きの制御を乱し、肩や首、背中の痛みを引き起こす可能性があります。

2.肩関節の問題: 巻き肩により、肩関節の位置が変わり、正常な動きが制限されることがあります。これにより、肩の可動域が減少し、肩関節の痛みや不快感が生じることがあります。

3.姿勢の悪化: 巻き肩は姿勢を悪化させます。この姿勢の悪化は、首、背中、腰などの部位に影響を与え、慢性的な痛みや不快感を引き起こす可能性があります。

4.呼吸や消化への影響: 巻き肩の姿勢は、胸郭の収縮や内臓の圧迫を引き起こす可能性があります。これにより、呼吸が浅くなったり、消化器系に影響を及ぼしたりすることがあります。

巻き肩を放置すると、これらの問題が進行する可能性があります。適切な姿勢の維持や、ストレッチや強化運動を取り入れた姿勢改善プログラムが重要です。