蛾と蝶(2023年09月21日 00時07分) スミレ トータルビューティーサロン

皆さんこんにちは、店長スミレです。

今日は蛾と蝶について書こうと思います。

蝶といえば美しくいといとなデザインのモチーフにもなっていますよね。「蝶」の漢字ですら、蝶の翅を広げた美しい姿勢や、その特徴的な形状が、「世」の部分で表現されているそうです。一方で日の目を見ないのは蛾の方かと。こちらはなんだか醜いように感じてしまうのはなぜなのでしょうか。大きく関係しているのは派手か地味か。そしてこちらもイメージに大きく影響しているであろう要因が昼行性か夜行性か。

なぜ、夜行性になってしまったのでしょうか?

夜行性であることは、天敵からの保護、食事、体温調節、競合の回避などが考えられます。ただ現代においてはこれがあだとなってしまいました。もともと蛾を含む多くの夜行性の飛ぶ昆虫は、月の光を頼りにしています。地球からの距離がある光源のため、地表ではほとんど平行であるため、方向も一定に保てたわけです。それなのに人間が夜も明るさを保つようになってしまうと、一定ではない放射状の光のために平行感覚が保てずそちらの光源に集まってしまいます。虫側が好き好んで寄ってくるというわけではなく、彼らとしてもまさに光のトラップにはまってしまいいつまでたっても抜け出せない状態です。そんなわけで蝶と見た目はほとんど変わらないのに醜いといわれる蛾についてのお話でした。


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