いきなりですが、日本では寝たきりの高齢者が推定で300万人以上いるとされ、世界で最も多い国だそうです。
(1989年のデータによると、日本の寝たきり率は施設入所者でアメリカの約5倍、在宅居住者でイギリスの約3倍、デンマークの約6倍と非常に高い数字を記録しています。このデータはかなり古いもので最近の調査は行われていないものの、日本の寝たきり高齢者の数はあまり減っていないと推測されます)
年始(1/9)のブログにも書いたように、日本は世界トップクラスの長寿国で、これ自体は世界に誇れる事かもしれませんが、やはりもっと「健康寿命」に目を向ける必要がありそうですよね。
【長時間座る生活が及ぼす健康への影響】
寝たきりが多い原因の一つはもちろん「高齢化」ですが、他には何が考えられるでしょうか。
実は「日本人は他国と比較しても長時間座っている」というデータがあります。
真面目、勤勉な人が多く、ずっとデスクに向かって(座って)仕事をしているからかもしれないですね。
日本人は平均で1日に7時間座っていて、これは世界でも最長クラス。長時間座る事は、心臓病や糖尿病などの身体的健康問題だけでなく、メンタルヘルスにも影響を及ぼすとされています。
例えば、1日に12時間以上座っている人は、6時間未満の人と比べて、メンタルヘルスの問題を抱える確率が約3倍も高いんだとか…
フィジカル面では、
「長時間座っている=運動不足=筋肉量の低下」
と言えるかもしれません(ちなみにメンタル面では「長時間座っている=仕事が大変=ストレス度が高い」などが考えられますね)。
【ジム通いのメリット・デメリット】
やはり巷で言われているように、「適度な運動は大切」だという事です!
このところ、うちのお店(江戸川区西葛西)周辺でも「24時間利用出来て数千円」のようなジムが増えた気がしますが、運動不足の人が多い昨今、ちょっとしたブームのようになっている事もうなずけますね。
筋トレ自体は非常に重要で、筋肉が硬くなる事よりも筋力が低下するほうが心臓や内臓などの病気になるリスクは高まるので、ジムに行ったほうが良いか、行かないほうが良いかで言うと、やはり前者だと思います。
ただ、手軽に利用出来る事が仇となり、セルフであまり意味のない筋トレに時間をかけていたり、ご自身のちょうど良い負荷がわからず、膝や腰を痛めてしまったり、筋肉を付ける事ばかりに意識が行き過ぎて、カラダが余計に硬くなり、動きづらくなっている人も増えている印象があります。
せっかくジムに通っているのに(それなりに時間やお金を使っているのに)、もったいないと思いませんか?
効果的な筋トレをするためにはもう一つ、「パーソナルトレーナーにお願いする」という手は有効かもしれませんが、やはりネックなのは、「高額になる」という点と、「運動が苦手な人や忙しい人にとって、そこまでやるのはハードルが高い」という点。
※ちなみに、昨今の健康ブーム、筋トレブームによるジムの急増で知識不足の(バイトの?)トレーナーも急増し、事故も増えているので、十分に注意が必要です!
【運動をするなら筋トレ?ストレッチ?】
答えは「両方」か、どちらかと言えば「筋トレ」と本来は言えると思いますが、そもそも運動の習慣がない人や運動が嫌いな人、仕事が忙しくて運動する時間もない人が、「健康のために毎日腕立て伏せと腹筋とスクワットを20回やりましょう!」と言われても続かないですよね。
問題はここで、世の中には「理想と現実」というものがあります。
僕は、「理想を掲げるよりも、その人の身の丈にあった現実的な目標を立てる事が重要」だと思っています。
ストレッチは筋トレよりははるかに負荷が少なくケガをしにくい運動ですし(むしろケガの予防になりますし)、血行の促進やリラックス効果など、良い面がたくさんあるんですよ!
体の硬さがほぐれ、コリや痛みが軽くなれば、「ちょっと筋トレもしてみようかな」という風に、次のステップへとつながると思うので、「まずはストレッチ」というのはオススメの方法です。
「りらくすとれっち」監修の整体師、有賀さんも以前ブログに書いてくれましたが、「日常動作でも結構良い運動になる」と思うので、通勤の際に少し早歩きをするとか、駅でエスカレーターを使わず階段を使うとか、「ながら」で運動をし、空いた時間をストレッチに使うというのはいかがでしょうか?
リ・カラダでは、プロがしっかりサポートして施術を行い、自宅でも毎日2〜3分から出来るストレッチもお教えしていますので、ぜひ「健康習慣の第一歩」として利用してみてください!
当店は皆様の健康を心から応援しています♪
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