今日はストレッチする時の疑問として良く聞く、ゆっくりじわっと伸ばすべきか、
反動を利用してバネの様に伸び縮みさせるべきか、についてお話したいと思います。
これは、状況によって変わるのですが、イメージとして、
・普段お仕事等で運動出来ずに硬くなってきた筋肉を緩める場合は、ゆっくりと伸ばすのが良いです。(これを静的ストレッチと言います。)
・一方、スポーツでパワーを発揮したい時は、準備運動で体を温めた後、反動を利用して、バネの様に筋肉を伸び縮みさせるのが良いです。(これを動的ストレッチと言います。)
これらの反応は、そもそも筋肉が切れない(損傷しない)ための体の反応のなですが、刺激によって反応するセンサーが異なるため違いが現れます。
筋肉がゆっくり徐々に伸ばされた際には、腱紡錘と呼ばれるセンサーが反応して、
筋肉を緩める事で切れない様に対処します。これにより、筋肉がじわーっと伸びていきます。
(この時、痛みがあると力が入って伸びを妨げてしまったり、
伸ばしすぎて筋肉が傷ついてしまうこともあるので要注意です。)
一方、筋肉が急に引っ張られた場合は、筋紡錘と呼ばれるセンサーが反応して、切れない様に筋肉を縮ませようとします。(脚気の検査の際、膝の下あたりを叩くと足が跳ね上がる反応で有名ですね。)
リラクで行うストレッチは、筋肉を緩めて頂くためのストレッチですので、ゆっくり伸ばしていく形でストレッチを行っております。
なお、普段体を動かす習慣の無い人が運動される際は、ケガ予防のため運動前にしっかり静的ストレッチを行い、筋肉を緩めて頂く事がオススメです♪