眼精疲労かも…と感じたときは、まずはセルフチェックをしてみましょう。眼精疲労の症状は、目の不調だけではありません。身体や心にまで、影響していることがあります。
眼精疲労はセルフケアで改善できますが、根本的に治すためには原因を解消することが大切です。仕事の都合などで原因の解消が難しい場合は、深刻化する前に病院へ行くことも検討しましょう。
今回は、眼精疲労のセルフチェック項目25個を紹介します。眼精疲労の治し方や眼科に行くべき例も解説するので、お悩みの方はご参考にしてみてください。
コンテンツ
1 眼精疲労は目が疲れているサイン
2 眼精疲労のセルフチェック項目25個
2.1 目の症状のチェックリスト
2.2 身体の症状のチェックリスト
2.3 心の状態のチェックリスト
3 眼精疲労の治し方は目を休めることとマッサージが重要
3.1 スマホやパソコンの長時間使用を控える
3.2 目のマッサージやホットタオルで温める
4 眼精疲労で眼科に行くべき例は自然治癒が見込めないとき
5 眼精疲労はセルフチェックで状態を確認してみよう(まとめ)
5.1 今日のポイント
眼精疲労は目が疲れているサイン
眼精疲労とは、目を使う作業を続けることで生じる、心身の不調のことです。主な原因はスマホやパソコンの長時間使用で、現代病の一つでもあります。眼精疲労の症状はさまざまですが、最も多いのは目に関する不調です。
具体的には、以下のような目の不調が現れます。
痛み
充血
かすみ
ぼやけ
まぶしさ
眼精疲労は目が疲れているサインなので、まずは酷使せず休めることが大切です。
眼精疲労のセルフチェック項目25個
眼精疲労が生じているかどうかは、目・身体・心の状態でわかります。自分がどこに不調を感じているか、注意深く意識して考えてみましょう。眼精疲労のセルフチェック項目25個を紹介します。
目の症状のチェックリスト
1.目が乾燥している
2.目薬が手放せない
3.まぶたを押すと痛い
4.目の奥が何もしなくても痛い
5.目の充血が頻繁に起こる
6.遠くを見るとぼやける
7.涙や目やにがよく出る
8.目が重く鈍痛を感じる
9.外に出るとまぶしくて目を開けにくい
10.眼鏡やコンタクトの度数を数年間合わせていない
身体の症状のチェックリスト
11.肩が凝る
12.首が痛い
13.腰が痛い
14.頭痛がする
15.めまいがする
16.吐き気がする
17.倦怠感がある
18.視力が下がった
19.胃もたれしやすい
20.便秘や下痢になりやすい
心の状態のチェックリスト
20.常に疲労感がある
21.イライラしやすい
22.集中力が続かない
23.憂鬱な気分になりやすい
24.不安な気持ちが拭えない
25.夜、眠れない
以上が、眼精疲労のセルフチェック項目25個になります。該当項目が多いほど眼精疲労の可能性が高く、症状も重たい可能性があるため要注意です。ただし、数個しか該当していなくても、眼精疲労になっている可能性は十分にあります。
眼精疲労の治し方は目を休めることとマッサージが重要
眼精疲労を治すためには、目を休めたりマッサージでほぐしたりする必要があります。セルフケアで改善できるケースもあるため、まずはできることからやってみましょう。眼精疲労の治し方を紹介します。
スマホやパソコンの長時間使用を控える
眼精疲労の原因として最も多いのが、スマホやパソコンの長時間使用です。スマホやパソコンの画面を長時間見続けると、目の筋肉が凝り固まってしまいます。ピント調節も上手くできなくなるため、目の負担が大きくなり、眼精疲労を招いてしまうのです。
眼精疲労を治すためには、スマホやパソコンの長時間使用を控える必要があります。目安として、1日5時間以上スマホやパソコンを使う人は、要注意です。仕事の都合などで長時間使用を控えるのが難しい場合は、休憩をこまめにとったり、ブルーライトカット眼鏡を活用したりするのがおすすめです。
目のマッサージやホットタオルで温める
目をマッサージしたりホットタオルで温めたりすると、眼精疲労の症状を改善できます。自分ですぐに実践でき、即効性も高いため、こまめにケアするようにしましょう。
目のマッサージのやり方
目を強く閉じたり開けたりする
まぶたを閉じて目の周りを指で優しくほぐす
目を開けた状態で眼球を大きく右回り/左回りに回転させる
目をホットタオルで温めるやり方
タオルを水に濡らして絞る
↓
おしぼりのようにくるくると丸める
↓
500Wの電子レンジで1分加熱する
↓
温度に注意しながら取り出して広げ、閉じた目の上に載せる
セルフケアで改善されないときは、整体やエステで施術を受けるのもおすすめです。眼精疲労に特化したメニューのある、整体やエステを探してみましょう。相談をすればオリジナルのメニューで、眼精疲労にアプローチできる施術を受けられることもあります。
眼精疲労で眼科に行くべき例は自然治癒が見込めないとき
眼精疲労で眼科に行くべき例は、セルフケアをしても自然治癒が見込めないときです。目安として、1ヶ月経っても症状が改善されない場合は、病院に行くべきでしょう。眼精疲労が悪化すると、全身に不調が現れたり、うつ病のような症状に発展したりすることがあるからです。
緑内障や白内障などの疾患が、隠れている可能性もあります。1ヶ月経っていなくても、生活に支障が出ている場合は、すぐに病院に行くことをおすすめします。
眼精疲労はセルフチェックで状態を確認してみよう(まとめ)
眼精疲労は、現代人の約85%が抱えていると言われている不調です。目の充血やかすみなど、軽い症状であれば、市販の目薬などでも改善できます。
スマホやパソコンの長時間使用を控えたり、こまめにマッサージやホットタオルでの温めをしたりするのも効果的です。ただし、眼精疲労は放っておくと、心身にまで悪い影響を与える可能性があります。
症状が重くなると、セルフケアでの改善や自然治癒は難しくなるため、気になるときは早めに病院へ行くのがおすすめです。セルフケアの次のステップとして、整体やエステで、眼精疲労に効果のある施術を受ける手段もあります。
セルフチェック項目で自分の今の状態を確認し、症状の程度に合わせて、改善方法を考えてみてくださいね。
今日のポイント
1.眼精疲労とは目を使う作業を続けることで生じる心身の不調のこと
2.眼精疲労が生じているかどうかは、目・身体・心の状態でわかる
3.眼精疲労の治し方(セルフケア)は目を休めることとマッサージ
4.精疲労で眼科に行くべき例は自然治癒が見込めないときで目安は1ヶ月以上不調が続く場合