眼精疲労の肩こりは、マッサージで軽減できます。ポイントは、後頭部や首の付け根のツボを刺激することです。後頭部や首の付け根には、目や肩に関係するツボが集結しています。
家でテレビを見ながら、仕事の休憩時間中に、手軽にツボを刺激してあげるだけでも、目の疲れや肩こりの改善は十分に期待できます。
今回は、眼精疲労の肩こり軽減マッサージ3選を紹介します。どれもセルフでできる、後頭部や首の付け根のツボを刺激するやり方なので、ご参考にしてみてください。
眼精疲労による肩こりはマッサージが最適
眼精疲労とは、目の疲れによって、全身の不調を引き起こす症状のことです。目の疲れの原因はさまざまですが、代表的なのは、長時間のスマホやパソコン使用による疲労。
睡眠不足やストレスによって、眼精疲労の症状が出るケースもあります。眼精疲労になると、以下のような身体の不調が出てきます。
・肩こり
・頭痛や倦怠感
・目の充血や乾き
特に肩こりは、眼精疲労による症状の中でも深刻で、悩んでいる人が少なくありません。特に眼精疲労が原因の肩こりの場合は、目の疲れを軽減できるツボも刺激することが重要です。
原因となる目の疲れにしっかりアプローチできるような、効果的なツボを刺激できるマッサージで、眼精疲労の肩こりを改善していきましょう。
眼精疲労の肩こり軽減マッサージ3選【後頭部や首の付け根のツボを刺激するやり方】
眼精疲労の肩こりは、セルフマッサージで軽減できます。効果的なツボを知っていれば、特別なアイテムを使わなくても、自分の手を使ってケアできます。
眼精疲労の肩こり軽減マッサージ3選を紹介します。
後頭部にある「天柱(てんちゅう)」は、肩こり・眼精疲労・めまい・冷え・自律神経の安定などに効果が期待できるツボです。後頭部の髪の生え際、中央のくぼみの左右に位置する筋線維の外側にあります。天柱は、頭部の血行を促進できるツボです。
目の疲れを解消でき、頭痛や肩こりなどの不快な症状の軽減が期待できます。マッサージ方法は、両手の親指の腹をツボに当てて、他の指で頭を包み込みながら、親指で目に向かって斜め上に押し上げることです。
力を込めすぎないように注意しながら、自分が気持ちいいと感じる圧で刺激しましょう。頭を軽く後ろに倒しながら押すと、上手くマッサージできます。
首の付け根にあるツボ「肩井(けんせい)」を刺激
首の付け根にある「肩井(けんせい)」は、肩こり・眼精疲労・歯の痛み・五十肩・神経疾患などに効果が期待できるツボです。首の付け根の骨と、肩先を結んだ線の中央にあります。肩井は、肩の血流を刺激できるツボです。
肩こりの定番のツボとして有名で、肩の重みや痛みなど不快な症状に対して、即効性が期待できます。マッサージ方法は、右肩は左手、左肩は右手と、反対の手を使って親指以外の4本の指で、ツボを刺激することです。
刺激しながら肩をゆっくり回すと、より効果が大きくなります。手でこぶしを作って、軽く叩くのもおすすめです。
手の甲にあるツボ「合谷(ごうこく)」をマッサージ
手の甲にある「合谷(ごうこく)」は、肩こり・眼精疲労・腰痛・風邪の引きはじめ・緊張の緩和などに効果が期待できるツボです。手の甲の親指と人差し指の、骨の分かれ目にあります。合谷は、幅広い症状に活用できる万能なツボです。
目や肩とは離れた場所にありますが、手の甲には全身のツボが集結しています。特に、合谷はストレスによる緊張の緩和などが期待できるツボです。疲労やストレスと関係の高い、眼精疲労による肩こりには大きな効果が期待できます。
マッサージ方法は、親指と人差し指で強弱をつけながら握ることです。優しくぐりぐりと指を回しながら、ツボを刺激するのも効果的です。手の甲にあるツボなので、いつでもどこでも手軽にマッサージできるメリットがあります。
セルフマッサージで改善されない場合は整体もおすすめ
眼精疲労の肩こりの症状が深刻な場合、セルフマッサージだけでは改善できないケースもあります。セルフマッサージに限界を感じたら、整体での施術を受けるのもおすすめです。整体ではプロに直接身体を触ってもらって、身体の不調を理解してもらえます。
眼精疲労の肩こりへのアプローチはもちろん、自分ではわからなかった、思わぬ原因を突き止めて改善してもらえることも。豊富な経験と実績を持つ専門家にマッサージしてもらえるため、効果が高くなります。
適切な力加減で、誤った力のかけ方による、筋肉痛や揉み返しなどの心配がないのもメリットです。整体によっては、眼精疲労の肩こりに特化したコースが用意されていることもあります。
リラクゼーション効果もあるため、疲労やストレスに悩んでいる人にも最適です。気分転換をするような気軽な感覚で、身体の不調を相談して、整体でのマッサージもご検討してみてくださいね。
眼精疲労の肩こりは後頭部や首の付け根のツボを刺激して軽減しよう(まとめ)
眼精疲労の肩こりを軽減するなら、手軽にできるセルフマッサージがおすすめです。セルフマッサージであれば、お金をかけずに、自宅や職場で手軽に不快な症状を軽減できます。
眼精疲労の肩こりの原因はいろいろありますが、最近はスマホやパソコンの長時間使用が問題となっています。目の疲れによる肩こりを軽減するためには、後頭部、首の付け根、手の甲にあるツボを刺激するのが効果的です。
自分の手の指を使って、痛くなりすぎないように、気持ちの良いと感じる力加減で、優しくツボを押してみてください。育児や仕事の合間など、数分ほどでも十分な効果が期待できます。
セルフマッサージをしても症状が改善されない場合は、整体で施術を受けるのもおすすめです。整体はリラクゼーション感覚で、気軽に通える場所です。
専門家に身体を触ってもらうことで、思わぬ肩こりの原因や、他の場所の不調が発覚することもあります。眼精疲労の肩こりは放っておくと慢性化しやすい症状なので、不調を感じたら早めにセルフマッサージや整体で、対処するようにしましょう。
今日のポイント
1眼精疲労の肩こりはセルフマッサージで軽減できる
2眼精疲労とは目の疲れによって肩こりや頭痛など全身の不調を引き起こす症状のこと
3眼精疲労の肩こり軽減マッサージ3選は「後頭部にあるツボ”天柱”の指圧」「首の付け根にあるツボ”肩井”の刺激」「手の甲にあるツボ”合谷”をマッサージ」
4眼精疲労の肩こりがセルフマッサージで改善されない場合は整体もおすすめ