前回のお話の続きです。
『筋肉以外が問題になっている』その要因となるのが
・神経
・関節
・栄養
・内臓
・心意的
なものです。
心意的というのは、ストレスやトラウマなどから生み出される緊張により
筋肉が硬くなるなどのしての不調、または過去の痛みなどの苦痛が
呼び起こされ再び知覚しているものです。
いわゆる、原因不明と言われてしまいがちな不調ですね。
これ以外は肉体の機能的な問題によるものです。
実は体の構造として優先順位が高いものがあるのですが、
皆さんは何が優先順位高いと思いますか?
一番は『神経』です。
神経が情報の伝達を行うことで、筋肉・関節を動かし、
内臓をコントロールして、栄養吸収排出など行います。
つまり神経の機能に問題があれば、総じて体は不調になります。
神経の施術をせずに筋肉を緩めるとどうなると思いますか?
ただ単に筋肉をほぐす様な施術内容であれば、
指令を伝えている神経に問題があればまたすぐに硬くなってしまいます。
次は関節です。
関節が固くなることで生じる痛み、スクレロームペインが代表例ですが
関節の隙間と神経が通り、関節に筋肉が付着していますので
関節のずれなどがある場合も筋肉は硬くなってしまいます。
最後が筋肉などの軟部組織(筋膜・血管・靭帯など)
神経・関節の処置をして、それでも硬さが取れない部分に関しては
ストレッチやマッサージなどが有効です。
つまり、筋肉だけでは解決できる問題が少ないのです。
もちろん筋肉などの軟部組織が問題になって不調の方もいますが
そもそもは不調にならない様にする必要があり、司令系統が上位の問題から
解決する事が重要。そのためにも神経・関節の調整が必要です。
今まで効果を実感していない方や、すぐに症状が再発する方は
ご自身にとってどんなケアが必要なのかを探してみて下さい。
次回は筋肉などが硬くなりにくくなる、セルフケアをご紹介しますね。