「腰が重だるい」「同じ姿勢をしていると腰が痛くなる」「ストレッチをしても改善しない」…
そんな腰痛の原因、実はお腹の硬さかもしれません。
腹部の筋肉や内臓周囲の緊張は、骨盤や腰椎の動きを制限し、腰への負担を増やします。
今回は、お腹の硬さと腰痛の関係、そして自宅でできる簡単セルフケア法をご紹介します。
【1】腰痛を引き起こすお腹の硬さとは?
腸腰筋や腹直筋の緊張
長時間のデスクワークや前かがみ姿勢で、お腹の奥にある腸腰筋や腹直筋が硬くなります。
この状態が続くと、骨盤が前傾・後傾しやすくなり、腰椎に余計なストレスがかかります。
内臓の硬さ
冷えやストレス、食生活の乱れにより、腸や胃の働きが低下すると、お腹の表面だけでなく内側まで緊張します。
これも腰の動きを妨げ、慢性的な腰痛の原因となります。
【2】お腹の硬さをほぐす簡単セルフケア
腸腰筋ストレッチ(ランジポーズ)
片足を大きく前に出し、後ろ足の膝を床につける。
背筋を伸ばしたまま、体を前にゆっくり移動。
後ろ足の付け根が伸びる位置で20〜30秒キープ。
→ 腸腰筋の柔軟性が上がり、骨盤が安定します。
腹部マッサージ
仰向けになり、両膝を立てる。
おへその周りを時計回りに、手のひら全体でやさしくさする。
1〜2分行い、呼吸はゆったり続ける。
→ 内臓の血流改善・腹部の緊張緩和に効果的です。
当院では、鍼灸・整体・マッサージを組み合わせた総合的なアプローチで、症状の根本改善をサポートしています。
慢性的な症状や再発を防ぐためのセルフケア指導も行っていますので、気になる方はお気軽にご相談ください。