「立ち上がると腰が重い…」
「長時間座っていると腰が痛くなる…」
そんな経験はありませんか?
近年、デスクワークや長時間の座位姿勢によって腰痛を訴える方が増えています。その大きな要因のひとつが 腸腰筋の硬さ です。
腸腰筋は「姿勢を支えるインナーマッスル」として重要な役割を果たしており、その柔軟性が失われると、腰痛や姿勢不良につながります。
今回は、腸腰筋が腰痛に与える影響と、当院での治療アプローチ、さらに自宅でできるセルフケア方法をご紹介します。
腸腰筋が腰痛に関係する理由
・骨盤の傾きと姿勢の崩れ
腸腰筋は腰椎から股関節にかけてつながる筋肉です。硬くなると骨盤が前傾・後傾し、正しい姿勢を保てなくなります。その結果、腰への負担が大きくなり、慢性的な腰痛を引き起こします。
・血流不良と筋肉のこわばり
腸腰筋が硬直すると股関節まわりや腰部の血流が悪化。代謝が落ち、腰痛や疲労感の悪循環につながります。
・体幹の安定性低下
腸腰筋は体幹を安定させる役割も担っています。柔軟性が低下すると「体がぶれる」感覚が強くなり、スポーツや日常動作のパフォーマンスも低下します。
自宅でできるセルフケア方法
(1) 腸腰筋ストレッチ(ランジポーズ)
片膝を床につき、もう一方の足を前に出す。
骨盤を立てたまま、上体を軽く前にスライド。
腰から太ももの付け根が伸びる感覚を意識し、20秒キープ × 3セット。
(2) 仰向けひざ抱えストレッチ
仰向けに寝て、片膝を胸に抱え込む。
もう一方の足は伸ばしたままリラックス。
腰から股関節にかけてじんわり伸ばす。左右20秒ずつ。
また、鍼灸・整体・マッサージを組み合わせた総合的なアプローチで、症状の根本改善をサポートしています。
慢性的な症状や再発を防ぐためのセルフケア指導も行っていますので、気になる方はお気軽にご相談ください。