その肩こり、原因はスマホ首だけじゃない?
根本改善を目指す「筋膜リリース」最新アプローチ法3選
「肩が石のように固くて、もはやそれが日常…」
「マッサージに行っても、すぐに元通り…」
もしあなたがそう感じているなら、その肩こりの原因は、単に「スマホ首」だけではないかもしれません。
近年、慢性的な肩こりの意外な要因として注目されているのが、全身に網のように張り巡らされている「筋膜」の癒着や緊張です。
今回は、その筋膜に注目し、あなたの長年の肩こりを根本から改善へと導くための「筋膜リリース」最新アプローチ法を3つ厳選してご紹介します。
どれも自宅で簡単に実践できるテクニックばかりなので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
なぜ「筋膜リリース」が慢性的な肩こりの根本改善に有効なのか?
筋膜とは、筋肉や内臓、骨などを包み込み、それらを網のようにつなげている、コラーゲン繊維でできた薄い膜のこと。
この筋膜は、長時間同じ姿勢を続けたり、不自然な動きを繰り返したり、ストレスを受けたりすると、癒着や緊張を起こしてしまいます。
肩周りの筋膜が癒着・緊張を起こすと、筋肉の動きが制限され、血行不良や神経の圧迫を引き起こして、慢性的な肩こりへとつながります。
筋膜リリースは、こうした癒着や緊張をやさしく解きほぐし、筋肉本来の柔軟性を取り戻すことで、血流やリンパの流れを改善。結果として、肩こりを根本的に改善していくことができるのです。
【最新アプローチ】慢性的な肩こりを根本から解放する!筋膜リリース法3選
1. テニスボールで肩甲骨周りリリース
テニスボールを使った筋膜リリースは、深い筋肉にしっかりアプローチできるのがポイントです。
床や壁に仰向けになり、肩甲骨の内側あたりにテニスボールをセット。
膝を立て、ゆっくりと身体を動かしながらボールを転がします。
痛みやこわばりを感じる場所ではしばらく静止し、深呼吸を繰り返します(30秒程度)。
反対側も同様に行います。
ポイント:
痛気持ちいい程度の圧で行いましょう。少しずつ位置をずらしながら、広い範囲をほぐしていくのが効果的です。
2. フォームローラーで胸部リリース
胸の筋肉(大胸筋など)が硬くなると、巻き肩や猫背の原因に。フォームローラーを使って胸部をリリースすると、姿勢も改善されます。
フォームローラーを縦に置き、背骨に沿うように仰向けに寝ます。
両腕を横に広げ、ゆっくりと呼吸しながら、軽く上下に体を揺らします。
特に張りを感じる場所では静止し、深い呼吸を数回繰り返します(1~2分程度)。
ポイント:
フォームローラーがなければ、丸めたバスタオルでも代用可能です。
3. ハンドマッサージで首・肩周りリリース
道具を使わずに、手軽にできるハンドマッサージも効果的な筋膜リリース法のひとつです。
反対の手の指を使って、首の付け根から肩にかけて優しく揉みほぐします。
肩の上部や肩甲骨の内側なども、少し強めに丁寧にマッサージします。
痛みを感じる箇所は、円を描くようにゆっくりマッサージ(各所30秒程度)。
ポイント:
オイルやクリームを使うと、肌への負担が減り、よりリラックス効果も高まります。
「スマホ首だけが原因じゃない」という気づきから、根本改善へ
肩こりの原因はひとつではありません。スマホの使いすぎだけでなく、長時間の悪い姿勢、ストレス、生活習慣の積み重ねが複雑に絡み合っています。
今回ご紹介した筋膜リリースは、そんな複雑な肩こりの根本原因にアプローチできる、有効なセルフケア法です。
ぜひ試してみて、長年の石のような肩こりから解放され、軽やかな日常を取り戻してください。
もしセルフケアだけでは改善が難しいと感じる慢性的な肩こりに悩んでいる場合は、SmartStretchによるサポートを受けることも検討してみましょう。あなたの状態に合った、より効果的なアプローチを受けることができます。
