首の緊張や頭痛症状はいくつか原因がありますが
今回は首の付け根が硬く自律神経症状とも関連ある症例を紹介します。
首の後を走行している神経に「大後頭神経」があります。
首の後を触るとコリコリしているのでコリと勘違いして
ほぐすと揉み返しがきてしまいますが
この領域が硬い時にこの神経をストレッチするとラクになることは多いです。
神経はストレッチと言っても筋肉のように伸びるわけではなく
神経周囲の組織との摩擦を減らし干渉しないようにするのが目的です。
この神経が刺激を受ける原因として考えられるのは姿勢やストレスで
・長時間のデスクワークやスマホの操作
・睡眠時の合わない枕や姿勢
・長時間の前屈み姿勢
・急激に首を捻る
・精神的なストレスによる筋緊張
・神経が走行する筋肉をグリグリする
などが挙げられます。
大後頭神経に問題が起こると
・首から頭頂部にかけての痛み
・後頭部のあたりの痛み
・後頭部に感じる頭痛
・首を動かした時に痛み
・頭皮に触れた瞬間に痛みを感じる
といったいわゆる「大後頭神経痛」が起こります。
大後頭神経が圧迫を受けていると神経が走行している領域が
パンと張った緊張があったりするので
ストレッチをかけると次第に緊張が緩んできます。