施術前の評価で背中の柔軟性をチェックすることがあります。
よくある慢性痛でお馴染みの首・肩・腰の痛み
なぜこの部位が慢性痛になりやすいかご存知ですか?
人の体は横から見た時に正常ではS字に湾曲しています。
背中(胸椎)は一次湾曲と呼ばれ骨格で最初に湾曲が形成され
首(頚椎)や腰(腰椎)は二次湾曲と呼ばれ、
赤ちゃんの首が座るようになるなど後から湾曲が形成されます。
背中は自律神経とも関係が深く交感神経が興奮をすると
背中の筋緊張と脊柱の可動性低下を起こします。
自律神経系は脳、呼吸、内臓とも関連しどこが緊張、
機能低下を起こすと背中が硬くなり
代償として首や腰が動き過ぎて首・肩・腰がセットで痛くなりやすいです。
背中の過緊張は人それぞれライフサイクルによって原因が違います。
硬くなっている原因に対し施術が一致すると背中を触っていないのに
背中がしなるようになります。
ただし、難しいケースもあります。
メンタルが関係している場合は気づきを得るなどすると柔らかくなります。
また、圧迫骨折など病理が関係する場合は施術では改善しないことがあります。