【どうして生理痛がおこるの?】
生理痛といっても痛みの程度や痛む場所、痛みだけでなく失神してしまうなど、症状は様々で、また同じ人でもその時々で症状の出かたが違うなど、その痛みを人に分かってもらうことは
とても難しいですね。「生理痛はあって当たり前」「いつものことだから」「痛み止めさえ飲めば大丈夫」と我慢をしていませんか?生理痛は何らかの病気のサインである場合があります。
時期によって現れる不調と要因も異なり、原因は様々です。生理痛と上手に付き合っていくためには、それぞれの原因を正しく理解し、対処することが大切です。
「はじめに生理前の時期について」
この時期は排卵後で女性ホルモンの一つ黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量は急激に増えます。そして受精卵が着床せずに生理がおこると一気に減ります。この大きな変化で、身体を
コントロールする自律神経がバランスをくずし、頭痛や胃痛、イライラ、集中力低下などの不調を引き起こします。また、黄体ホルモン(プロゲステロン)は乳腺を発達させたり、体温の上昇、体内の水分を引き出すなどの作用もあるため、乳房が痛くなったり、だるさや下半身のむくみも起こしやすくなります。生理の1~2週間前まで現れるこれらの症状は「月経前症候群」とか
「月経前緊張症」「PMS」などと呼ばれています。