スポーツマッサージの詳細解説と対象サロン予約

スポーツからくる疲れ、日常生活の疲れに

スポーツマッサージはもともとスポーツ選手をケアし、競技成績を向上させるのためのマッサージとして誕生しました。一般的なマッサージとは異なり、運動によって疲労した筋肉に働きかけて、弾力や強さを回復させることが主な目的となります。スポーツ医科学に基づき、リズミカルなマッサージとストレッチ、運動療法を組み合わせた施術で、筋肉・血管・神経の働きを活性化させ、アスリートとしてのパフォーマンスを引き出します。

施術は主に生理学や機能解剖学、筋肉・骨・関節等の体の仕組みに精通したトレーナーによって行われ、スポーツ選手には欠かせないコンディション調整やスポーツ障害の治療・予防に用いられています。スポーツマッサージといってもスポーツをしていない人には効果がないというわけではなく、近年ではスポーツで生じた疲労のみならず一般の人々の疲労回復の手段としても広がりを見せています。

特別な運動をしていなくても、例えばデスクワーク、車や電車による通勤などで、長時間座り続ける姿勢を強いられているだけでも筋肉は働いており、「同じ姿勢を続ける運動」は発生しています。

つまり、スポーツで生じた疲労も日常生活や仕事による疲労も、運動によるダメージが起きているという点では同じ。

スポーツマッサージでは、どのような動きが原因で症状が起きているのか、疲労が起こっているのかを重点的に分析する「動作解析」という方法を用いて施術を行うので、「同じ姿勢を続ける」という運動が原因で疲労や痛みが起こっている場合も、効果的に対処できると考えられています。

基本的なスポーツマッサージは、手のあらゆる部位を使い分けタオルの上から筋肉にアプローチするというスタイルで行われます。その他にもクリームやオイルなどを肌に塗って行う西洋式のスポーツマッサージもあり、精神をリラックスさせるためにアロマセラピーを用いることもあります。
スポーツマッサージが持つ血液循環を促す効果は、足のむくみや冷えに効果的。他にも肩こりや腰痛、加齢からくる関節痛、日常のストレスによる疲労感を抱えている人などにおすすめです。

スポーツマッサージの役割

スポーツマッサージには、アスリートが気持ちよく競技に臨めるようにするためのさまざまな役目を担っています。

• 筋肉疲労の回復を早める

  スポーツパフォーマンスを向上させるためには、運動により蓄積した疲労を素早く除去することが大切です。

• 故障・障害の予防

  スポーツマッサージは体に直接触れて行うため、故障を起こしそうになっている部位を事前に見つけ出せることもあります。アスリート自身がこういった予兆に気付いているとは限らないため、施術を担当するトレーナーは要望があった箇所だけでなく、他の部位もくまなくチェックしていく必要があります。

• スポーツ障害からの回復

  運動により体を酷使することで、肩や肘、膝を故障してしまうアスリートは多いもの。これらの障害をケアする治療法としてもスポーツマッサージは有効です。

• 心と体のコンディション調整

  アスリートの状態を可能な限り良好にするのがコンディション調整。体の状態だけでなく、精神状態もベストにしておくことはスポーツにおいてとても大切です。