ベビーマッサージ
親子ペアで行うマッサージで、赤ちゃんの成長過程に応じて胸、お腹、背中、お尻、足などをやさしいタッチで触れたりなでたりします。精神安定、運動能力のアップ、免疫力の強化といった赤ちゃんへの効果のほか、親子の絆が深まったり、親自身もリラックスできて育児への自信につながるなど、そのメリットは計り知れません。サロンでのベビーマッサージはグループで行うことも多く、参加すること自体が親子のリフレッシュに。育児疲れを癒すためのママ用エステとベビーセラピーをセットにしたメニューを設けているサロンもあります。
親子の意思疎通としてのタッチケア
ベビーマッサージの効果は多岐にわたり、赤ちゃんの免疫力、運動機能など各種機能の働きを高めたり、脳の発達を促す効果も期待できます。そしてベビーマッサージの最大の特徴は、親子で行うということ。誕生後すぐにタッチケアを通じたコミュニケーションを行うことで、赤ちゃんが家族との絆を実感するようになるといわれます。さらに、タッチケアは子どもの情緒を育むためにも効果的で、愛情のこもった温かい手で触れられて育った子どもは、情緒的にも肉体的にも健やかに成長するといわれています。
このように、ベビーマッサージは、親と赤ちゃんが触れ合うことで命の尊さを実感することができる「心のコミュニケーション」であり、赤ちゃんが健やかに育つ効果が期待できるわけですが、その効果は赤ちゃんにとどまらず、親が育児におけるさまざまな気づきを得られるなど、親自身の心と体も癒す行為ともいわれています。
ベビーマッサージのさまざまな効果
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安眠
マッサージをすることで呼吸が深くなり、リラックス効果を高めて快い眠りへと誘います。眠りが深くなることで夜泣きが少なくなり、成長ホルモンをスムーズに分泌。身長・体重の増加も見込め、健やかな成長が期待できます。
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脳の発達の促進
五感の中でも重要度が高く、新生児の時から機能している触覚を刺激することで、赤ちゃんの脳の働きを活性化します。
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免疫力アップ
血液やリンパの流れが促進されて代謝が高まり、肌への適度な刺激によりリラックスすることでストレスホルモンを下げ、免疫力を高める効果が見込めます。
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運動機能の向上
マッサージによる適度な圧を伴う皮膚刺激で、赤ちゃんの筋肉や運動機能、神経系の発達を促します。
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内蔵機能の向上
全身に刺激を与えることで消化吸収率が高まり、便秘や下痢の解消にも効果的です。
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呼吸機能の向上
呼吸が浅いと情緒不安定になったり無気力・無関心、イライラを呼び起こしてしまいます。マッサージで呼吸を深く整えることで精神を安定させ、リラックスさせる効果が期待できます。
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母親への効果
マッサージを行うことで手を通じて赤ちゃんの体調を把握できるようになり、ちょっとした体調変化にも気づきやすくなります。欲求や成長を感じられ、育児に自信が持てるようになります。また、赤ちゃんに触れることで母親のホルモン分泌が促進され、産後の回復も早まるといわれています。何よりも赤ちゃんをより愛おしく感じ、親子の絆を深めるのに非常に有効です。
ベビーマッサージを避けたほうがよい時
赤ちゃんの体はとてもデリケート。ベビーマッサージを受けるときの体調にも気を付けるようにしましょう。
- 37.5℃以上の発熱時
- 感染症にかかっている時（水疱瘡・風疹・はしかなど）
- 湿疹が化膿しているとき
- 予防接種を受けた直後
- 体調があまりすぐれない時（ミルクをあまり飲まないなど）
- 赤ちゃんの機嫌が悪い時
