普段はあまり意識しない姿勢。手荒いや、うがいのように、姿勢を意識している人は少ないと思います。ですが、姿勢が崩れると実に多くの困ったことをもたらします。ただし、正しい姿勢であっても悪い姿勢であっても、一定の姿勢を長時間続けることは血流を悪くするのでお間違いのないようにお願いします。良い姿勢とは骨格と筋肉に無理のないバランスの良い状態で、相乗して血流、リンパを促して冷えにくい体へと導きます。あと、知っておきたいのが、頚椎や腰椎は胸椎とは違って荷重を分散してくれる肋骨が無いので、荷重のバランスを取るためには姿勢を自然に正せるように筋肉をつけるのと意識を高く持つしかありません。また、筋肉も柔軟性を保たないと、硬くなってギックリ腰やヘルニアになりやすくなってしまいますので、くれぐれもご自愛くださいませ。
目/鼻/口/肺
胸より上の部分の不調がある人は「首まわりの歪み」を疑ってみましょう。体の中で一番重いパーツは頭です。首まわりの歪みは神経の圧迫を招くので、疲れ目や視力低下、または息苦しさを引き起こします。あと、猫背になると、肺活量も低下し酸素の供給量も落ちて冷えが加速します。肩甲骨はがしのストレッチは◎
心臓
動悸や息切れ、めまいを感じる方は「首の骨の下」が歪んでいる可能性があります。首の下の骨、すなわち胸椎は肺だけでなく、心臓の神経も圧迫するのです。自分のペースでのウォーキングが◎
消化器
胃もたれや便秘を感じる方は、「腰回りの骨」が歪んでいる可能性があります。ヘルニアに代表される腰椎は、神経だけでなく消化器にも影響を与えているとは驚きです。大腰筋等インナーマッスルを鍛えるのも◎
生殖器
生理痛が酷すぎたり、生理不順の人は股関節、仙腸関節を柔軟にして、寝ている時に開いて、起きている時に閉じるようにすると生理現象がスムーズに行われるようになるので、気の流れも整い不順や痛みが軽減すると言われています。姿勢を正して、ストレッチや規則正し生活をしていれば、自然と相乗して冷え性とともに改善されるでしょう。温かい生姜湯やルイボスティーは◎
冷え性の対策は基礎代謝アップ
寒い日は厚着にホッカイロで冷え性を乗り切るのはスマートとは言えません。せっかくなら、根本から治すのが一番良いのではないでしょうか。冷え性の大きな原因は「血液が上手く循環しないこと」によるものです。男性に比べ、筋肉量及び、基礎代謝が少ない女性は筋肉が硬くなり、筋肉周辺の血管が圧迫され十分な血液が流れなくなります。その結果、むくみや末端組織である手足が冷えてしまうのです。腹巻や軍足を履くのは◎
とにかく姿勢を正しましょう
解決法の一番は勿論「運動すること」なのですが、忙しい毎日を送っている女性陣には難しいお話。それならば、日常生活でできる「姿勢を正す事とストレッチやヨガ」をオススメします。正しい姿勢は正しい筋肉を使うので、変に凝り固まったりはしないのです。その上、血行が良くなると肌の艶や化粧のりが良くなるなど、アンチエイジング効果も期待出来ますよ。タイ古式とリンパマッサージのセットは、整体とともに末端の血流も促してくれるので、改善方法の一つになるでしょう。(ハーブボールで温めるのは◎)