明けましておめでとうございます。
Re.Ra.Ku御成門駅前店です。
乾燥が激しいこの季節。皆さんは意識してお水を飲めていますか?今回は意外と知られていない硬水と軟水の違いから、それぞれのメリットと活用法までご紹介していきます。
硬水と軟水の定義
硬水と軟水を分けるポイントは「硬度」。硬度とはお水1,000ml中に含まれるミネラルの内、カルシウムとマグネシウムの合計含有量によって決まります。WHOでは下図のように定義されています。
ちなみに、日本では水道水を含めてほとんどが軟水を使用しています。
どうして違いがあるの?
海外旅行に行ったことがある方は、シャワーで髪がパサついたり、お腹の調子が悪くなったりした経験がありませんか?特にヨーロッパでは硬度が高い国が多いです。では、なぜこのような違いがあるのでしょうか?水道水や市販のミネラルウォーターは、雨が山に降り注ぎ、地中を通ってろ過されたものを使用しています。ヨーロッパは石灰岩が多く、傾斜も緩やかなため豊富に含まれたミネラルがたくさん溶け込み硬水になります。
一方、日本では花崗岩が多く、山の傾斜もきついため、水の浸透と海まで流れ出るスピードが早くなります。ミネラルが浸透する時間が少ないため軟水になるという違いがあります。
知って得する!硬水と軟水の上手な使い分け
では、日本人には軟水だけが良いのか?というと、それは違います。それぞれに適した使い方や向いている料理がありますので、上手に使い分けるのがポイントです。
硬水は人間の臓器野菜母の活動をサポートしたり、歯や骨のもとになるミネラル成分が豊富なのが特徴です。また、ミネラル成分が肉のたんぱく質と結びつくことで灰汁が溶けだすのを手伝ってくれる働きもあります。臭みが取れて柔らかい仕上がりになるのでおすすめです。
日本人が慣れ親しんでいる軟水は、口当たりがまろやかで飲みやすいのが特徴です。また、浸透性に優れているので食材のうま味を引き出したり、軟水にうま味が溶けだすので和食に向いています。
さらに、お茶や紅茶などの繊細な香りや素材の味を楽しむものにも適しています。
このように硬水と軟水にはそれぞれに良さがあるので、上手にそのメリットを活かしながら使うと健康の増進にも繋がります。これまで硬水を試したことが無い方も、これを機に少しずつ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?