鍼灸院Harista31を立ち上げる前にいくつか本を読んでいて理念やコンセプトを考えていました。
テーマは「古き良き」です。
人というものは基本的には「最新」とか「画期的」とか「革新的」とか
そんなようなパワーワードが大好きな生き物です。
いや私は違う。
とそういう人もいるでしょうが実際にはほとんどの人間がそうです。
そうでなければ飛行機は飛びませんし、新幹線やリニアモーターカーなどが開発されるはずがありません。
スマホしか使った事のない人にとってガラケーは新しく映ります。
ですがガラケーを散々使い倒した昭和世代にはおそらく今更戻れないよと言う方々がほとんどではないでしょうか?
私が初めにテーマにした「古き良き」はまさに
鍼灸そのものの魅力をさしています。
古き良き。鍼灸にも新しい手法や新しい道具は誕生をしますが
根底にある「ツボ」や「東洋医学」、鍼や灸で人体に微細な傷または刺激を送り身体の細胞が修復あるいは代謝されるキッカケを作る。
マッサージや整体で身体を刺激し、気持ちも筋肉も楽な状態に整える。
このあたりの考え方や人体の働き方は長い年月が経っても人々の歴史に残り続けてきました。
勿論進化しながら。
だけど人体に直接刺激をする良さ、メリットは変わりませんでした。
これは令和になり仕事の大部分がテレワーク可能となった現在でもデジタルトランスフォーメーションされていません。
人が人に行う良さがそこにあるからです。
だからこそ、サロンのコンセプトも「古き良き」をテーマにずっと残して置ける場所をイメージして作りました。
場所はメキシコの古い町並み。カラフルな土塗りの建造物や古民家が多く立ち並ぶ「グアナファト」という街をモデルに製作頂きました。
現代においても自動化された建設物ではなく古きカリブの陽気な街並みを漂わせる街並み、この石造りの床はどこまで続いているんだろうかと
ワクワクするようなそんな雰囲気を漂わせるグアナファトのような街並みをサロンの施設内に再現致しました。
建物にも施術にも「古き良き」そんなものがある。
仕事に明け暮れて最新のテクノロジーの中で生き、スマホやパソコン、情報にまみれて、疲れ切ってしまった人々が
一瞬でもその現代を忘れてトリップ出来るサロンを
私は皆様に提供したいのです。