『水分不足や脱水症』(2021年06月08日 12時56分) 整骨院 RESET

こんにちは、治療院 RESETの院長伊藤です。
今回は脱水症について書いていきます。

妊婦さんの頭痛の要因で水分不足は書きましたが、汗による暑くなる夏には脱水症にも関係してきます。
また冬にも空気の乾燥と水分摂取不足によって発生する可能性があります。
脱水症とは『体内の体液が不足した状態』のことを現しており、体液は水分とミネラルで構成されています。
体液は人の身体を維持するのに重要で、その割合は成人で60%、高齢者で50%、乳幼児など子供で70%ほどとなっています。

脱水症の重症度は『体重の減少率を目安』に判断されて、
・軽度 1～2%体重減少
・中度 3～9%体重減少
・重度 10%以上体重減少
と分類されております。

軽症の脱水症の場合は普段より「多量に汗をかく、喉が渇く、めまい、吐き気、ぼんやりする、重苦しい、食欲減退、血液濃縮、尿量減少」等が見られます。
中度よりになってくると、軽度でも汗はかかなくなります。

中等度の脱水症の場合、『吐き気、全身脱力感、動きが鈍くなる、皮膚の紅潮化、疲労および嗜眠状態になる、感情が鈍磨したりイライラしたり不安定になる、無関心になる、手足のふるえ、ふらつき、頭痛、体温上昇、脈拍・呼吸の上昇及び呼吸困難、幻覚、めまい、言語不明瞭、精神錯乱』が見られます。

重症の脱水症の場合、『筋痙攣、失神、舌の膨張やしびれ、不眠、腎機能不全による尿量減少もしくは消失、飲み込み困難、皮膚乾燥及び感覚がなくなる、目の前が暗くなる、目がくぼむ、聴力損失』等が見られます。

体液が20%以上損失されてしまうと、生命維持が困難になります。


予防策としては、
・ミネラルを含む水分の補給(麦茶、経口補水液など)
・常温であること (冷たくした水分は身体を冷やすだけで、身体から排出されてしまうため)
・成人の場合は「1日2.5リットル」の補給が必要(食べ物からも補給しよう)
があります。
※心臓や腎臓の病気の方は水分制限があるため、医師にご相談をお願いします。

【院長からのメッセージ】
体温が上昇しやすい、暑がり、汗が出にくいなどの体質の方は夏場でも冬場でも気をつけてお過ごし下さい。
最近は高い湿度、気温の上下、季節感が少ないため体調も安定しにくい人が増えております。
疲れが取れない、違和感が取れないなど、痛みは無いという段階から早めに整体で体を整えておくことが、後々の痛みの予防になってきます。
当院は痛みが非常に少ない整体となっており、何が原因で発生しているかも丁寧にご説明いたします。
秋葉原近隣でデスクワークによって首コリ、肩こりで辛い方も、お気軽にご来院くださいませ。

治療院 RESET
伊藤力