『顎関節症と頭痛、肩こり』(2021年07月28日 21時40分) 整骨院 RESET

『顎関節症と頭痛、肩こり』

こんにちは、治療院 RESETの院長伊藤です。
今回は顎関節症をメインに、顎の痛みや違和感、頭痛や肩こりについて説明します。

近年はスマホやパソコンの操作時間の増加もあって、顎関節症までにならなくても、食いしばりや歯ぎしりでの痛みに悩まれている方が増加しております。
顎の関節も噛み合わせが悪いから痛みが出るばかりではありません。
この説明が皆様の安心に繋がっていただければ嬉しいです。

座位や立位時の足の置き方、座り方など悩まれている方の安心に繋がれば幸いです。

【顎関節の構造とは?】
・下顎骨の下顎頭(凸)
・側頭骨にあるくぼんでいる下顎窩(かがくか)(凹)
この骨が関係して構成されています。
さらに特徴は「関節円板」というクッション材があり、口が開いた角度によって凹凸の間でバランスを取っています。

【顎関節症とは?】
20代前半、40〜50代の女性に多い病気です。
下記の関節疾患が含まれた総称で、さらに診断を得るまでの一次診断名と認識した方が適切です。

顎関節症と診断された場合は、原因のほとんどが「筋肉の緊張」と「解剖学的な形の問題」が組み合わさることによって起こります。
下記が簡単な一覧になります。

・亜脱臼(過剰顎運動):顎関節が緩くなって、凸と凹が外れてしまうこと。
※亜脱臼:自分で外れた関節を戻せる程度のこと。
※脱臼:自分では戻せないレベルの程度のこと。

・咀嚼筋異常:ストレスや不安や疲労から、顎関節を噛むなどに関わる筋肉の緊張で発生。

・円板障害:円滑に動かすために存在している関節円板の位置のずれ、変形などから関節にも影響が発生する。
※関節円板:両骨の間にある軟骨の薄い層のこと。

・変形性顎関節症:関節炎の一種で、50歳以上の人で最も多くみられます。
顎関節の変形性関節症では、関節内にある関節円板が再構築されて変形します。

・その他:感染症、外傷(怪我)、歯の喪失による歯並び、骨減少症など。

【顎関節症の症状とは?】
・安静時には痛みがない
・顎関節の痛み
・咀嚼時痛(噛んだ時の痛み)
・顎関節のあたりで音がする
・開口障害(指3本分は楽に入る)
など
他には肩こり、首こり、耳鳴り、頭痛なども顎関節症の可能性があります。


【院長からのメッセージ】
顎関節症は多くの疾患が原因として考えられるため、医師の方に診断して頂いてから、来院を推奨いたします。
診断の結果異常が無い、首や肩こりからと診断されたなどお困りの方は、こちらで確認を行って治療させて頂きます。

最近は単純な筋肉に緊張からではなく、ストレスや不安など精神的な影響もあり、顎や首や肩と連動して頭痛の症状が辛くなる人も来院されております。
特にデスクワークやパソコン、座っての作業が多い方は、どうしても姿勢が崩れてしまうことで、体に負担が蓄積しやすい傾向があります。

開かない、痺れるなど神経損傷が関係すると治療期間は長くなるため、違和感、こり、痛みの段階で治療をオススメします。
秋葉原や岩本町、東神田にお勤めの方、在住の方はどうぞお気軽にご相談ください。

閲覧頂きましてありがとうございました。

治療院 RESET
伊藤