皆さんは、プロボクサーの高山勝成氏をご存知でしょうか?
彼は日本で初めて、世界のメジャーな四団体(WBA,WBC,IBF、WBO)でベルトを獲得したチャンピオンで、ミニマム級というボクシングでは一番軽い階級に属しています。
しかし、これほどの偉業を成し遂げているのにもかかわらず、高山氏は日本での認知度は低いです。これは、彼がキャリアの途中から海外で活躍しており、それゆえ日本のメディアに取り上げられる機会が少なかったことが原因でしょう。
彼がわざわざ海外で活動していたのは前述したメジャー四団体とJBC(日本ボクシングコミッション)の方針が違っていたためです。現在世界の主要団体であるWBA,WBC,IBF、WBOですが、2013年以前は、JBCが認める世界のベルトはWBA,WBCの二つだけでした。
こうした事情から、高山氏はWBA,WBCのベルトを奪取後にJBCから離脱し、海外に拠点を置いて活動を行う事になります。
そして、日本人史上初の四団体のベルト獲得した王者となります。
さて、四団体のベルトを攻略した高山氏はその後、アマに戻り東京オリンピックを目指しますが、無念にも予選敗退という結果に終わってしまいました。
そして2020年、37歳になった彼は今、
再びプロのリングで世界戦を控えているそうです。
すごすぎる……。