こんばんは!
本日は口内炎紹介シリーズの第二夜となります!笑
口内炎が出来た時、このページを思い出して下さいね!
③ヘルペス性口内炎
【特徴】
口唇ヘルペスなどのヘルペスウイルスによる感染症。
生後6カ月~3歳の乳幼児に発症しやすく、口腔内の粘膜全体に小さな水ぶくれができたり、歯肉炎を引き起こします。また高熱が数日続くなどの重度の感染症を起こします。
一度でも感染すると体内からウイルスが消えることはなく、ウイルスは「三叉神経節」という場所に留まり続けます。そのため大人になってから体の免疫力が低下すると、口唇ヘルペスを起こすことがあります。ただ口唇ヘルペスの症状は軽く、口唇にピリピリとした痛みと小さな水ぶくれができる程度です。
ヘルペスウイルスをもつ大人との唾液の飛沫感染や接触感染で子供は感染することが多いため、大人は特に注意が必要です。
【対処方法】
1週間ほどで自然治癒することもありますが、高熱や痛みが強い場合は解熱剤や鎮痛剤を処方します。
症状にあわせて抗ウイルス剤の処方も行います。
④カンジダ性口内炎
【特徴】
カンジダという真菌(カビ)の一種が口腔内で増殖し発症する。
主な症状は、舌や口蓋に白い苔のような簡単にはがれる膜が付着し、膜がはがれるとと赤く腫れ、出血を起こし痛みが悪化します。
カンジダは口腔内に元々存在する常在菌で、健康な人なら感染症を起こしません。しかし体の免疫力が低下したり口腔内が不衛生なまま放置すると、口腔内の細菌バランスが崩れ、カンジダ菌が増殖し感染症を引き起こします。
とくに入れ歯を使用している人がカンジダ性口内炎を発症しやすいため、入れ歯のケアには十分に注意しましょう。
【対処方法】
抗真菌薬の処方を行います。
ちなみに、抗生剤は使用してはいけません。抗生剤は細菌に対処する薬なので、真菌には効果がありません。むしろ、抗生剤の誤った投与により細菌が減ると、真菌が増殖しやすくなり、さらに症状を悪化させてしまいます。
ご自身の口内炎が細菌感染か真菌が原因か、歯科医院でしっかり調べてもらいましょう。
次回、口内炎シリーズ最終回です!!