自分が好きなアスリートの一人陸上100mの山縣亮太選手。
リオデジャネイロ五輪400mリレー銀メダリスト。
アジア大会100m銅メダリスト
自己ベストは10秒00
今期は10秒0台のタイムを連発し日本人の中では無敗。日本2人目の9秒台が期待されている。
山縣選手は経歴も異色である。
山縣選手の母校広島修道は中、高一貫の進学校。陸上部が強い学校ではなかった。
そんな中で山縣選手は高校時代から自分自身で練習メニューやトレーニングを考え全国のトップの選手になった。
大学も自分自身で練習を組み立てられる慶応大に進学、ロンドン五輪代表に選出され日本のトップのスプリンターになった。
普通トップクラスで活躍している選手は陸上競技の名門校出身で練習やトレーニングを組み立ててくれる指導者がいる。
そんな中で学生時代にトップになった選手が今度は競技を続ける環境が整った企業に実業団の選手として入社する。
しかし山縣選手はその様な道を選ばず陸上部がない企業にスポンサーになってもらいトレーナーとマネージャーのみを雇い競技を続け9秒台目前まで到達した。
山縣選手が他の選手と大きく違うのは大舞台で力を発揮できるメンタルの強さ。それは2012年ロンドン五輪と2016年のリオデジャネイロ五輪で立証済みだ。
ロンドン五輪では世界2位の記録を持つヨハンブレイク、リオデジャネイロ五輪では世界記録保持者のボルトと同じ組を走ったレースで自己ベストを叩き出している。
今までの日本代表選手は国内の大会では良いタイムを出すが五輪や世界大会では世界のトップ選手と走ると自己ベストからほど遠いタイムしか出せずに終わる事がほどんとであったが山縣選手にはそれが当てはまらない。きっと才能だけではなく常に自分自身の考えや自主性を貫き行動に移しているからこそこうした大舞台でも力を発揮できるのだろう。他の選手より目指すべき目標や軸が明確に表れている事が観ていてよくわかる。
「周りに惑わされず自分自身の考えや自主性を貫き進むべき道や目標を明確にし行動に移す」
自分自身にも志していきたいと思う。