<肝臓の構造>
肝臓は、右肋骨の内側の横隔膜下に存在し、一部は横隔膜とくっついて存在しています。
重さは、だいたい体重の1/50で、1200~1500gくらいで、体内の臓器で一番大きいです。
色は暗赤色をしておりプルプルと弾力性があります。
肝臓は、半分取ってしまったとしても、だんだんとまた元通りに戻るほど、再生能力が高い臓器です。
また、肝臓は沈黙の臓器と呼ばれており、かなりのダメージをうけないと、カラダに症状があらわれないです。
その為、症状があらわれてから気が付いても、病状が進んでしまっていることも少なくない。
<肝臓の働き>
肝臓は大きくわけて、栄養素を蓄える・体内に必要な物質を合成・解毒作用の3つを行っています。
・栄養素の貯蔵
肝臓では、糖をグリコーゲンに変換し、肝臓内に蓄え、血糖が少なくなってきたら、必要に応じてグリコーゲンを糖に再変換させています。
また、脂肪やビタミンAなどの物質も肝臓で蓄え、必要なときに使えるようにしています。
ちなみに、この脂肪が蓄えられすぎると、脂肪肝になってしまうので注意しましょう。
・物質の合成
肝臓では体内のコレステロールの約半分を作っています。
また、止血に必要な凝固因子やアルブミンなど体内に必要不可欠なものを作り出しています。
・解毒作用
肝臓では、アルコールや薬剤・老廃物など体内に有害なものを分解して無毒にして、胆汁中や血液中に排出しています。
とても大切な役割をしてくれている肝臓、普段から大切にしてあげてください!