予防医学
病気にかかった人を治療する「臨床医学」に対して、「予防医学」は病気にかからない様に、現在健康である人も含めて働きかけを行う医学です。
1次予防 : 感受性期
1 生活習慣を改善して、健康に有害な要因を取り除きます。
2 予防接種により生体側での感染症リスクを減少させます。
3 労働者個人の医学的知識を高め、自ら健康の保持・増進をするように促します。
2次予防 : 発症前期
「疾病の早期発見・早期治療のこと」
健康診断、健康相談があります。
自覚症状のない時期から病気を早い段階で発見することが重要です。
必要に応じて早期に適切な医療へとつなげ、早期の健康回復へと導きます。
3次予防 : 臨床的疾病気
一般的には、すでに病気にかかって何らかの機能障害や症状が出現している人に対して、さまざまな医療処置を提供し回復を目指すこと、つまり「治療」のことをいいます。
段階 内容 具体例
第1次予防
健康増進
生活環境の改善、適切な食生活、運動・活動の励行、適正飲酒、禁煙、ストレス解消、介護予防
特異的予防
予防接種、事故防止、職業病対策、公害防止対策
第2次予防
早期発見
健康診断(スクリーニング)、人間ドッグ
早期治療
臨床的治療
第3次予防
機能低下防止、治療およびリハビリテーション
適切な治療、傷病進行阻止、理学療法、作業療法、機能回復訓練、日常生活動作訓練、言語療法、視能訓練、介護予防、職業訓練、適正配置
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