社交不安症の治療は薬物療法・認知行動療法・精神療法が勧められています。
薬物療法は選択的セロトニン再取込阻害薬・SSRIと言う脳内神経伝達物質を調整する働きのある薬を用いて治療していきます。
眠気・めまい・吐き気など副作用が出る場合もあります。
薬を服用して3ヵ月程度で効果を判定します。
認知行動療法・社交不安症用の内容・患者・治療者・セラピストが1対1で行う個人精神療法として行われます。
週1回50分で16回ほどが標準的で社交不安を理解・心理教育・良いと思って行うが実は社交不安を悪化させる行動思考パターンの見直し・録画映像で自分の様子を観察・思ったほど悪くないことを確認・ついつい自分に向いてしまう注意を他に移す練習があります。
自信がついたら対人場面で浮かぶ最悪の予想にならないことを行動実験の形で確認する実地訓練を行います。
薬のような副作用はない認知行動療法・対処法を身につけ再発防止にも有用とされています。
社交不安症は思春期から20代に発症することが多く患者本人・家族も性格によるものとし不登校・引き籠りになっても社交不安症と言う病気であると疑わず受診せず何年も過ごしてしまうというケースが見られます。
社交不安症という病名を知ることが大切です。
一人で苦しまず家族・専門家に相談しやすい雰囲気を作り異常に気づいたら早めに精神科・心療内科に相談してください。
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