【リンパ液】
リンパ液の成分は90%が水分です。リンパ液は毛細血管からしみ出た血漿がリンパ管に入りこんだもので、成分は血漿とほぼ同じで90%が水分です。リンパ液には、たんぱく質や脂質、ブドウ糖、塩分、リンパ球などの白血球が含まれます。
リンパ液には、血管からしみ出した栄養素を回収し心臓に戻す働きがあるため、手足の先にある毛細リンパ管が起点で、心臓へと向かう一方通行で流れています。
『外敵から身体を守る白血球』
白血球とは何種類かの細胞が集まって出来ている細胞の総称です。白血球に含まれている細胞は、リンパ球、単球、顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)などです。
白血球の役割は、外から入ってくるウイルスや細菌などの外敵から身体を守ることです。
ウイルスや細菌など異物が身体に入ってくると、まずそれがよそ者であることに気づいたマクロファージが貪食したり、顆粒球が自分の中に取り込み活性酸素で攻撃をします。よそ者を貪食したマクロファージは、それがどのような特徴をもったものであるかをTリンパ球、Bリンパ球に伝え、抗体を作ります。この仕組みが免疫作用です。
リンパは皮膚の2ミリ下にあります。さするだけでもリンパは流れます。逆に強く力を入れてしまうと、リンパを傷つけてしまいリンパの流れが滞る原因になります。なので、リンパを流すときは優しく行いましょう。