こんにちは、好きな食べ物は干し芋、宮野茜です。
ところでみなさまは、どんな柄のネコちゃんがお好きですか?
三毛、白、黒、白黒、サビetc……ネコというだけでその可愛さは天井知らずですが、その中でもとくに、心惹かれる柄というのもありますよね。
うちには昔サバトラ柄のネコがいましたが、聞いた話によると、世界的にもトラ柄のネコは多いようです。
今回のお話は、一度は飼ってみたい憧れのネコ柄について。
黒一色というのは、遺伝的に考えると現れにくい柄だそうですね。
わたしは黒猫というとまず毛艶の美しさに意識がいきますが、それは光の反射がどの柄よりもわかりやすいからでしょう。
とくに短毛の黒猫のあの滑らかな質感といったら……わたしが詩人なら一編詠んでいるところです。
不吉なイメージが付いているのも、ある意味黒猫の魅力のひとつと言えます。
ネコはもともと妖しい雰囲気を持つ存在だと思いますが、色そのもののイメージから、黒猫は一際その傾向が強いのかもしれません。
しかしわたしはダークヒーローに憧れる少年の心を持ち合わせしアラサ―……夜色の猫だとか魔女の使い魔だとか、最高にクールだと思うわけです。
とはいっても日本では昔から、黒猫は縁起のいいネコとして扱われていたようですね。
どうも、黒といえばあんこ、あんこといえば小豆、小豆といえば縁起のいい食べ物、つまり黒い猫も縁起がいい、というのが由来のようですが。
あんこ猫だなんて呼んじゃったりなんかして、そこはかとなく漂うおはぎ感。
「黒猫に横切られると縁起が悪い」というのも、「幸運の象徴である黒猫にそっぽ向かれてしまうなんて縁起が悪い」ということのようですね。
そりゃあネコちゃんにそっぽを向かれるなんて哀しい以外のなにものでもありませんとも。ええ、ええ。
そういえば、黒猫はうまく写真を撮るのがなかなか難しいようですね。
わたしもいつか、「飼っている黒猫がいつ撮ってもただのでかい毛玉になってしまう!」だなんて惚気る生活を送りたいものです。